5月28日公開の映画『プリンセス トヨトミ』の完成披露会見が19日、都内で行われ、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一、鈴木雅之監督と原作者の万城目学が出席した。

左から、中井貴一、綾瀬はるか、堤真一、岡田将生 拡大画像を見る

『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』などで人気を博しているベストセラー作家、万城目学の小説『プリンセス・トヨトミ』(文春文庫刊)を、『HERO』の鈴木雅之監督が映画化。"大阪が全停止した"という奇想天外な設定から物語がスタートし、東京から大阪にやってきた松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭 ゲーンズブール(岡田将生)の会計検査院調査官が、400年もの間に"あるもの"を守り続けてきた男たちとの攻防を描く。

"鬼の松平"の異名を持ち、一切の妥協を許さない会計検査院調査官の松平元を演じた堤真一は「普段は読まない原作を読み、面白かった小説の世界をどう映画化するのか、一つの作品として成立できるのか不安でした。試写を見て、単純に面白と思いました。素敵なキャストの皆さんと楽しくできたし、良い作品に仕上がったと思います」と自信見せた。堤や岡田とともに調査官を演じた綾瀬は「私が演じた鳥居捜査官は、仕事にも一生懸命で向上心ある女性なんですが、少しズレているところがあり、そのズレが奇跡を起こして"ミラクル"と呼ばれています」とキャラクターを解説した。

"お寺"発言に、綾瀬は「言い間違い」ですと弁解。それでも岡田は「自分の耳を疑いましたね」と苦笑いだった

そんな綾瀬を堤は「天然というか、群を抜いて変った人ですね。2人で大阪城を見ていたら綾瀬さんが『お寺ってやっぱりいいですね。あっ間違えた。神社ですね』と言ってビックリですよ(笑)」と話すと、中井が「天然ではなくてトンチンカン」と指摘。綾瀬も「天然とは違って、トンチンカンが一番当たってますね」と自己分析していた。

映画『プリンセス トヨトミ』は、5月28日より全国東宝系ロードショー。