永谷園はこのほど、「朝食」に関する実態調査の結果を発表した。同調査の対象は、20~49歳の男性ビジネスマン1,800名。調査結果からは、ビジネスマンの朝食事情と同時に、「朝食と夫婦関係」の意外な関連性が明らかになった。

調査ではまず、「朝食を自宅で食べているか」を調べた。その結果、全体の71%が「いつも自宅で食べている」と回答したのに対し、「時々食べている」「全く食べていない」と答えた人は計29%と、ビジネスマンの3人に1人は「自宅で朝食を食べない日がある」ことが明らかになった。なお、自宅で朝食を食べない理由としては、「時間がないから」(57%)、「食欲がないから」(32%)といった回答が多くあがった。

一方で「朝食は自宅で食べた方が良いと思いますか?」という質問に対しては、実に94%が「そう思う」と回答。さらに「自宅で朝食を食べるメリット」を尋ねると、「食費の節約になる」(65%)、「健康管理ができる」(62%)といった回答のほかに、「会話が増える」(38%)、「妻の愛情を感じる」(33%)といった夫婦関係にまつわる答えも多くあがった。

そこで実際に、朝の夫婦の会話時間を尋ねてみると、「朝食を自宅でいつも食べている」人の平均が「19分」なのに対し、「朝食を全く自宅で食べていない」人の平均は「10分」と、約半分という結果に。

さらに「妻が朝食を作ることは、夫への愛情表現だと思いますか?」と聞いたところ、69%が「そう思う」と答えた。しかし実態について調査してみると、「朝食は妻がいつも作っている」という人は49%と半数以下。「妻に朝食を作って欲しいか」という質問をしたところ、77%が「そう思う」と回答。「朝食を作ることは妻からの愛情表現」と捉えているだけに、本音では「妻に朝食を作って欲しい」と思っている男性が少なくないことも明らかになった。