3月12日公開の映画『ホームカミング』の完成披露試写会が9日、東京都内で行われ、主演の高田純次、高橋惠子、飯田敏弘監督が舞台あいさつを行った。

左から、高橋惠子、高田純次、飯田敏弘監督 拡大画像を見る

同作は、定年を迎えた主人公・鴇田(ときた/高田)の"セカンドライフ"と、平均年齢68歳の「老人街」と化したニュータウンを活性化させるべく奔走する姿が描かれる人情喜劇。『金曜日の妻たちへ』や『ウルトラマン』などの演出を手掛けた飯島敏弘氏が監督を務める。

この日もテキトー節がさく裂した高田

高田はオファー時を振り返り、「立ってるだけでいいって言われたんで」と笑わせ、妻・摩智を演じる高橋について「妻役が高橋さんと聞いて、家でお赤飯を炊いちゃいましたよ。本当に美しい方で、撮影中はそれしか憶えてません」と笑顔で語った。さらに「共演者の方々が僕より年配の方が多かったので、僕がコンビニに買い出しとか行ってましたね」と話し、「僕の定年は、棺桶に両足を突っ込むまでかな」と、生涯現役を宣言した。

一方、高橋は「夫役が高田さんと聞いて、不安でした」としながらも、「共演してみると、照れ屋で繊細で、知的なんですよね」と"褒めモード"。これに、高田は「そんなに褒められたら、今100mを8秒切っちゃうな」と照れ、「ラブシーンでは、高橋さんと密着しちゃいました。このまま1週間くらい続けばいいのにって思いましたよ」とデレデレだった。

映画『ホームカミング』は、3月12日より、109シネマズグランベリーモールほか全国順次公開。