籍を入れるだけでももちろん結婚はできるが、それなりの結婚式をし、新婚旅行に行き、家具をそろえ……となるとある程度の準備資金は必要になる。いまどきの男女は結婚するまでにどれくらい貯金したいと考えているのだろう。結婚相談所のサンマリエが運営する婚活応援サイト「恋のビタミン」がアンケート調査を行っている。

調査は昨年8月18日~9月2日にワンクリックアンケート方式で実施。男女合わせて93人から回答があった。

質問は「結婚するまでに貯金しておきたい金額は?」。まずは男性から見てみよう。なんと一番多かったのは「1,000万円以上」。4人に1人にあたる25%が選んだ。「不景気だし、この先なにが起こるかわからないから」といった「備える」ための理由ではなく、「勝手に貯まっちゃう」「ふつうにしていれば貯まる」というものが多かったそうだ。このご時世でもリッチな男性は多いということなのか、はたまた"消費しない若者"が多いだけなのだろうか?

「1,000万円以上」以外の回答で多かったのは「300~400万円」(22%)や「400~500万円」(19%)。ただ、その理由については「年収くらいはいるかなあ」「必要かな」といった「ちょっと漠然とした印象」(同レポート)のものが多く、具体性のある回答は少なかったという。

一方、男性に比べ女性は結婚前からお金の管理には計画性があるようだ。もっとも多かった回答は「200~300万円」(42%)。次は「300~400万円」(13%)だった。理由をみると「万が一、別れたくなったときに、しばらく生活していけるだけの金額」「結婚の準備と式などに資金を使っても貯金が残るくらいの金額。貯金額を高めに設定すると日々の生活に潤いがなくなるので、これくらいが妥当かな」などかなり具体的で現実的。こうみると「財布のひもを握るのは妻」という家庭が多いのも納得できるような……。