三陽商会のバーバリー事業部は19日、同社が展開する「紳士バーバリー」、「紳士バーバリー・ブラックレーベル」、「バーバリーゴルフ」の3ブランドにおける2011年春夏シーズンの展示会説明会を開催した。

「紳士バーバリー」の展示会場では、キーアイテムとなるトレンチコートも多数展示されていた

「紳士バーバリー」では、ブリティッシュテーラリングが中心の「コレクション」と、カジュアル中心の「ライフスタイル」の2つのカテゴリーを展開している。同ブランドDIV長の小出大二朗氏は、来季の「コレクション」に関して、「ウィークデーのスタイルの幅も広がっているだけに、いままで以上にタイドアップ(ネクタイを締めること)をしないビジネススタイルも提案していきたい」と強調した。

一方の「ライフスタイル」では、「来季はヴィンテージテイストを取り入れ、とくにシーズン前半はコートなどのアウターウエアを充実させていく」と説明した。

その他、コートは4万7,000~16万円、スーツは11万~19万円、ジャケットは7万~11万円で展開する。スーツにおいて、通常の商品よりワンランク上のアイテムも提案するほか、新たにカラージャケットもバリエーションに加わるとのこと。

また、「紳士バーバリー」と「紳士バーバリー・ブラックレーベル」では、"ミリタリー"をテーマにしたアイテムを充実させている。

スーツやコート、ミリタリーを取り入れたカジュアル商品まで、「紳士バーバリー」の会場には多彩なアイテムが並んだ

「紳士バーバリー・ブラックレーベル」企画統括長の菅泉拓己氏は、「カジュアルを中心に、カーキグリーンやマスタードイエローでカラーリングし、アクセントにカモフラージュ柄を入れるなど、ミリタリーを意識したもので構成したい」とコメント。同ブランドのもう1つのテーマ"ネイビー"についても、「あくまで海軍調の、男っぽい雰囲気のアイテムを強化していく」と述べた。

「紳士バーバリー・ブラックレーベル」は、バーバリーのエッセンスをベースに、シャープなデザインとシルエットを取り入れたアイテムを展開

「バーバリーゴルフ」では、メンズだけでなくレディースのワンピースやスカートも充実の品ぞろえに

「バーバリーゴルフ」では、パッカウェイブルゾンやリバーシブル仕様を備えた高機能なブルゾンを提案。メンズでは、プレー時にシルエットが美しく見えるパンツのほか、単体でも着られる着脱式ライナーが付属した「2 in 1 ジャケット」などを展開するとしている。