女優の吹石一恵と脚本家で俳優の宮藤官九郎が14日、東京・調布で行われた映画『ゲゲゲの女房』(鈴木卓爾監督)のプレミア試写会に出席した。

映画『ゲゲゲの女房』のプレミア上映会に出席した吹石一恵  拡大画像を見る

本作は、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』などの作者である漫画家・水木しげるの妻・布枝さんの自伝エッセイを映画化した作品。今年度上半期(3月25~9月25日)のNHK連続テレビ小説第82シリーズとして放送されたドラマでは、高視聴率をマークして話題を集めた。水木(宮藤官九郎)と出会ってからわずか5日で結婚した布枝(吹石一恵)が、生活に苦しみながらも、ひたすら漫画に打ち込む夫を支える姿を描く。

この日は水木夫妻が在住している調布市のグリーンホールで試写会が行われ、壇上に上がった吹石が「調布の駅でも撮影したこともありましたので、またこの場に戻り、ご挨拶させていただけて、とても嬉しく思っています」と挨拶。さらに「現代の自分に置き換えると、なかなかリアリティがわかないお話だったんですけど、この当時私が生きていたら私も背が大きいし行き遅れたかもしれないな~と思ったりしました。時代が変われば私も布枝さんだったのかもしれませんね(笑)」と話した。

また、吹石と宮藤は、先日訪れた大阪で妖怪占いをしたという。「誕生日とかで俺を例えやがって! 今思うと腹立ってくる!」という宮藤はこなきじじいと占われ、一方の吹石は「私なんか死神と言われましたよ。大ショックでしたね……」とこちらも不満そうだった。

映画『ゲゲゲの女房』は、11月6日より島根県、鳥取県で先行公開され、11月20日より新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマほか全国で公開。