"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。家事や育児に忙しいけど、バスタイムくらいは自分のために過ごしたい……。今回のテーマはそんな妻たちのお風呂事情。

今回取り上げるのはが今年1月にリビング新聞のウェブサイト「えるこみ」で行ったWEBアンケート。全国の既婚女性2,547人の回答結果をまとめた。

まず基本的なところから。お風呂に入る頻度だが、もっとも多かったのは「1日1回」で約9割(89.2%)を占めた。平日にバスタイムにかける時間は「10~15分未満」から「30分以上(1時間未満)」で回答が分散されたが、もっとも多かったのは「25~30分未満」の25.5%だった。これに比べ休日のバスタイムはやや長め。平日で19.4%だった「30分以上」の割合が休日では24.2%まで増え、「1時間以上」も2.7%から4.5%に増えている。

お風呂は誰と入るのだろうか? 平日では「1人で」という回答が最も多く67.5%。次は「子どもと」の25.8%だった。ちなみに「夫」と入る人は5.2%、「家族みんなで」も1.3%いた。「休みくらいは子どものお風呂は夫に」という家庭が多いのか、休日では「1人で」が71.9%にまで増えている。

「1人で」入る理由を複数回答で聞いたところ、もっとも多かったのは「リラックスしたい」の70.8%。ほかでは「家族の入浴時間がバラバラ」(35.2%)、「浴室・浴槽がせまい」(28.9%)、「1人の時間がほしい」(25.4%)という理由も多かった。年代別にみると、特に子育て期にあたる30代、40代では「1人の時間がほしい」(27.4%)が多く、入浴タイムは貴重な時間となっているようだ。

このお風呂タイムだが、妻たちにとっては髪や体を洗うだけのものではない。「体や髪を洗う意外にお風呂ですること」(複数回答)として多かったのは「考えごとをする」で48.1%。次は「ムダ毛の処理」の42.9%。さらに「マッサージをする」(28.7%)、「半身浴」(27.1%)、「歯をみがく」(24.1%)、「顔のパックをする」(14.8%)、「ストレッチをする」(14.2%)と続いた。せっかくの妻たちのリラックスタイムではあるが、結構やることはあるようだ。