TVシリーズ、OVA、劇場版と過去6回にわたってアニメ化され、今なお高い人気を誇る峰倉かずや氏原作の「最遊記」シリーズより、『最遊記外伝』がOVAとなって2011年にリリースされる。そこで今回は、本作に登場するメインキャラクターの設定画などを紹介しよう。

OVA『最遊記外伝』は2011年より、全3巻のリリース予定となっている

OVA『最遊記外伝』登場キャラクター

■金蝉童子 (こんぜんどうじ) cv. 関俊彦
観世音菩薩の甥。天界人としての地位は高いが、その仕事は主に書類に目を通すことばかりで、退屈に心を苛まれていた。だが、悟空と出会い、天蓬や捲簾からも影響を受けて、大切なものを守るべく今までの自分を打破し、強大な力に立ち向かう決意を抱く。

■悟空 (ごくう) cv. 保志総一朗
東勝神州(とうしょうしんしゅう) 傲来国(ごうらいこく) 花果山(かかざん)の頂にある巨岩から生まれた、妖怪とも人間ともつかぬ異端の存在。災いの象徴とされる金晴眼を持っているため、天界に連れてこられた。よく寝てよく遊んでよく食べる、元気でイキイキとした天真爛漫な少年。その純粋さには人を動かす力がある。

■捲簾大将 (けんれんたいしょう) cv. 平田広明
天界西方軍大将。名うての武将だが、上官の妻を寝取ったことで西方軍に左遷され、天蓬の部下となる。男気あふれる性格のわりに、世話焼きで常識人な面もあり、特に子どもや部下にとっては良き兄貴的存在。

■天蓬元帥 (てんぽうげんすい) cv. 石田彰
天界西方軍元帥。飄々とした掴みどころのない性格で、常にマイペース。変人として有名だが、戦場での冷静沈着な洞察力と戦闘能力は優れており、上官である竜王に一目置かれている。また、意外に熱いものを秘めており、納得がいかなければ誰であろうと噛み付く危なっかしい一面もある。

■ナタク太子 cv. 幸田夏穂
悟空にとって、初めての友達。子どもらしいヤンチャで明るい少年だが、天界で唯一殺戮を許された「闘神太子」。その為、悟空に出逢うまで、誰にも心を開いてなかった。父である李塔天の存在を絶対としている為、李塔天の命令と、悟空への友情の間で苦悩した結果、最悪な選択をしてしまう。

■観世音菩薩 cv. 五十嵐麗
天界に住む五大菩薩の一人で、慈悲と慈愛を司る仏。ただし、その実態はガラの悪い両性具有のセクシー菩薩。普段は思うがままに振る舞い、飄々としている。下界より連れてこられた悟空の世話を、金蝉に一任した。

■二郎神 cv. 石井隆夫
観世音菩薩のお目付け役。菩薩の自由気ままな行動に振り回され、いつも胃炎に悩まされている。

※キャラクターの漢字の表記は、金蝉童子の「蝉」の「単」は「單」、捲簾大将の「捲」の「巻」は「卷」、ナタクのナは「口」へんに「那」、タクは「口」へんに「乇」となる。


■OVA『最遊記外伝』おもなスタッフ
原作 / 峰倉かずや (一迅社刊「最遊記外伝」全4巻)◆監督 / 葛谷直行◆シリーズ構成 / 峰倉かずや◆脚本 / 代々木一◆キャラクターデザイン・総作画監督 / 原田峰文◆アニメーション制作 / Anpro◆製作 / 最遊記外伝製作委員会

■OVA『最遊記外伝』おもなキャスト
金蝉童子 / 関俊彦◆悟空 / 保志総一朗◆捲簾大将 / 平田広明◆天蓬元帥 / 石田彰◆ナタク太子 / 幸田夏穂◆観世音菩薩 / 五十嵐麗◆二郎神 / 石井隆夫
(C)峰倉かずや・一迅社/最遊記外伝製作委員会 2010