1990年にデミ・ムーア主演で公開された映画『ゴースト ニューヨークの幻』のリメイク映画『ゴースト もういちど抱きしめて』(大谷太郎監督)の製作報告会見が3日、都内で行われ、主演の松嶋菜々子とソン・スンホンが出席した。

ソン・スンホン(左)と松嶋菜々子

同作は、会社を経営する七海(松嶋)が、陶芸家を目指す韓国の青年・ジュノ(ソン)と恋に落ち、幸せな生活をスタートさせるが、ある事件に巻き込まれ七海が亡くなり、魂となってジュノのそばにとどまるというラブ・ファンタジー。ハリウッド版とは男女の設定が逆となり、ウーピー・ゴルドバーグが演じた霊媒師は、樹木希林が演じる。

3年ぶりの映画出演となる松嶋と『秋の童話』(2000年)、『エデンの東』(2008年)に出演して人気俳優ソン・スンホンの日韓競演。松嶋は「なるべく気持ちを入れられるような場を作ろうと心がけました。言葉が通じなくても表情や気持ちで伝わるんですね。いい経験になりました」と話し、ソンは「日本での撮影は初めてだったので不安もありましたが、家族のように迎えてくれて、やっていける自信がつきました」と、意思疎通もうまくいったようだ。

また、松嶋は「コミュニケーションを何とかとろうと1日に一言は『スゴハ(お疲れ様です)』というように韓国語で話しかけるようにしました。ソンさんは優しい反応をしてくれましたが、苦笑いしていたかもしれません(笑)」と気遣いのエピソードを披露。ソンも「キスシーンなどのシリアスなシーンは、マナーを守ろうと、食事をせずに臨みましたが、ここぞという時にお腹が鳴ってしまって、申し訳なかったです(笑)」と照れていた。