10月9日公開の映画『死刑台のエレベーター』の完成報告記者会見が8日、都内で行われ、主演の吉瀬美智子、阿部寛、緒方明監督が出席した。

映画『死刑台のエレベーター』の完成報告記者会見に出席した阿部寛(左)と吉瀬美智子

本作は1957年に公開されたフランス映画界の鬼才、ルイ・マル監督によるヌーベルバーグの傑作『死刑台のエレベーター』を世界で初めてリメイクした作品で、主演の吉瀬美智子と阿部寛が、愛と欲望の運命に彷徨う男女を熱演している。大手企業グループを率いる会長の妻・芽衣子(吉瀬)は、愛人の医師・時籐隆彦(阿部)とともに、夫を自殺と見せかけて殺害させる計画を立てる。隆彦は、会長を殺害するが、エレベーターに閉じこめられというアクシデントに巻き込まれてしまい、計画が狂い始めるというストーリー。

隆彦を翻弄する"魔性の女"を演じた吉瀬は「普段から悪女を演じていますので、今回も楽しくやらせていただきました(笑)」と余裕の表情を見せ、「『あの人を殺して私を奪いなさい』なんて、仕事だから言えるセリフ。男性を翻弄してみたいですね~。そこまで思わせる男性がいたら素敵。そういう方と出会いたいです」と願望を明かした。その吉瀬に翻弄された阿部は「僕は武将の役を演じることが多いんですけど、こっちの方が合ってるのかもしれないです。ここまでではないですが、こういう(激しい)恋愛はしたことがあります」と告白していた。