クリック証券は1日、同社が実施した「第2回 FXに関する実態調査」の結果を公表した。これによると、2010年8月1日から実施予定のレバレッジ規制後のFXの取引について、「規制後も取引を続けると思う」と回答した人が60.2%を占め、「おそらく取引を続けると思う」(30.6%)を合わせると、9割強の人が取引を続けると回答した。
調査は、全国に住んでいる男女20歳~69歳のFX経験者を対象に、2010年6月18日~2010年6月20日にインターネットで実施。FX経験者の定義は、1年以内にFXの取引経験があり、今後も利用意向がある人。2009年12月に実施した「FXに関する実態調査」の第2回となる。
調査では、2010年8月1日から実施予定のレバレッジ規制について聞いたところ、「知っている」と回答した人は全体の86.8%となり、前回2009年12月の調査から12.6ポイントアップした。だが逆に、規制開始まで3カ月を切った段階でも10%以上の人が、規制について知らないという結果になった。
レバレッジ規制後のFXの取引については、「規制後も取引を続けると思う」と回答した人が60.2%を占め、「おそらく取引を続けると思う」(30.6%)を合わせると、9割強(90.8%)の人が取引を続けると回答した。
規制後の取引スタイルについては、「現状の取引スタイルを維持」が42.5%と突出して高く、次いで、「FX取引に充てる証拠金を増額」(26.2%)、「1回当りの取引金額を減少する」(16.1%)が続いた。
証拠金については、全体の50.2%の人が60万円未満の金額を回答。前回調査では51.4%の人が40万円未満の金額を回答していることから、「FX取引者の証拠金は全体的に増額していることが分かる」(クリック証券)。また、レバレッジについては「10倍以下」が48.8%で、「堅実な取引をしている人が多いことは変わっていない」(同社)。
上記を見ると、レバレッジ規制に関する認知度が高まる一方、規制後もFX取引は取引を続けるとする人が多いことが分かる結果となった。