全国のケーブルTVやスカパー!などで視聴可能なCS放送局「キッズステーション」にて、2010年6月28日より放送開始となる『環境超人エコガインダーII』。その番組制作発表会が、6月21日に、東京・秋葉原のUDXシアターにて開催された。

(写真左から)エコクラッシャー2号、エコクラッシャー1号、ステナ役の梅田彩佳、環境超人エコガインダー、クイーン・デスガイア役の松本梨香、破壊超人ロスト、福山龍次監督

環境省 総合環境政策局 環境教育推進室の協力の下、「子どもたちが普段の生活の中で実践できるエコ」をテーマに製作される「環境超人エコガインダー」は、ドラマ形式で具体的な事例をストーリーの中に織り込みつつ、さまざまな問題を提起。未就学児童はカッコいいヒーローを真似することから自然にエコを学び、小学生はエンタテインメント性が高いストーリーを楽しみながら、未来の地球は自分たちの手で守っていかなければならないことを主人公たちとともに考える番組となっている。

キッズステーション代表取締役社長の渡辺喜久氏

今回の制作発表会は、6月28日より放送開始となる第2期シリーズのもの。まずはキッズステーションの代表取締役社長である渡辺喜久氏が登場し、HD作品として制作される本作のポイントを示しつつ、4月よりキッズステーションで実施されている「字幕放送」、そして同社初の「音声解説」に対応していることをアピールした。なお、今後は放送以外にもヒーローショーやイベントにも積極的に露出し、さまざま企業が取り組むエコ活動とのコラボなども積極的に行っていくと語った。

続いてステージには、『環境超人エコガインダーII』の主要キャラクターが登場。エコガインダーやエコクラッシャー1号・2号、ロストといったキャラクターとともに、ステナ役を演じるAKB48の梅田彩佳や前作に続いて「クイーン・デスガイア」を演じる松本梨香、そして福山龍次監督が姿を見せた。

エコガインダーは、トンボを切っての登場で会場を沸かせる

前作と今作の位置づけについて福山龍次監督は、「基本的には前作の続編で、『エコ』というテーマも同じだが、その範囲やドラマ性が大きくなっている」と解説。また、AKB48の梅田彩佳が演じるキュートな悪役「ステナ」やエコガインダーのライバル「ロスト」、さらに松本梨香演じる「クイーン・デスガイア」の怪演などに注目してほしいと語る。

「ゼブラーマン」が好きで、ゼブラクイーンを演技の参考にしたというAKB48の梅田彩佳

福山監督は「良い子のみんなが泣かなければよいのですが(笑)」と語った松本梨香の演技にも注目

今回悪役を演じてみて、「すごく気持ちが良かったです」という梅田は、「普段はバリバリの可愛い女の子をAKB48では演じるんですけど、今回は子どものころにちょっと夢見た悪役に挑戦できて、ものすごく楽しむことができました」と笑顔を見せる。やはり最初は抵抗や違和感を感じたという梅田だが、演じていくうちに「だんだん楽しさのほうが勝ってきた」とのことで、衣装についても「意外と着心地がよくて、今では私服でもいけるんじゃないかな」とかなりお気に入りの様子だった。また、前作で悪役・ムダーナを演じた同じAKB48の秋元才加からは、「最初は緊張すると思うけど、梅ちゃん、頑張って」というメッセージをもらったとのエピソードを明かした。

環境超人エコガインダー

破壊超人ロスト

エコクラッシャー1号・2号

福山龍次監督

一方、前作に引き続いて、悪の組織の女王であるクイーン・デスガイアを演じる松本梨香は、「自由に楽しく演じさせていただき、ほとんど素の松本梨香でできたのではないか」というクイーン・デスガイア役について、悪役とはいえ、「自分の信じた目標に対して、へこたれないで向かっていくというところに、自分と気持ちが通じるところがある」と語る。「本当に現場が楽しくて、その温かさが番組を観る子どもたちや、家族の方々にも届くのではないかと思う」という松本は、「日本に限らず、海外の方にも観ていただいて、共感していただけたらうれしい」とのメッセージをおくった。

「エコというのは決して難しいことではなく、本当に身近にあるものなので、番組を観て、ちょっとでも気づいてもらえればうれしい」と福山監督が語る『環境超人エコガインダーII』は、2010年6月28日より、キッズステーションにて放送開始。

『環境超人エコガインダーII』の場面カット

(C)2010 Kids Station,Inc. All rights reserved.