8月7日公開のアニメ映画『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダース監督、ディーン・デュボア監督が来日し、20日、都内で行われた特別試写会に出席。特別ゲストとして、元WBC世界フライ級王者の内藤大助も4歳が息子・亮くんとともに登場した。

『ヒックとドラゴン』父の日特別試写会に出席した、左からクリス・サンダース監督、亮くん、内藤大助、ディーン・デュボア監督。亮くんが持っているのは、監督2人から贈られた内藤たち家族の似顔絵で、「そっくりだねぇ」という内藤に、亮くんも頷いていた

"世界一強いお父さん"として、この日の舞台に登壇した内藤。亮くんが初めて描いてくれたという、顔を茶色く塗りつぶした個性的な似顔絵に、嬉しそうに表情を綻ばせながらも「う~ん、何かな、コレは……パパ?」と少々困惑。力強くうなずく亮くんに苦笑しながら、「僕が日焼けしているから、こんな感じになったようで」と、亮くんに代わって絵を解説。そんな2人の姿を微笑ましそうに眺めていたサンダース監督は「お父さんそっくりだ! 特に目が感情に溢れていていいね」と絶賛。さらに、デュボア監督は「パワフルなお父さんと小さな息子さんという組み合わせが、映画の中の、ストイックとヒック親子によく似ているね。息子さんは、きっとヒーローになるよ」と2人の印象を語った。これに内藤は、照れつつも恐縮した様子。内藤は「せんきゅう!」と、緊張しつつも感謝を述べていた。

「『リロ&ステッチ』で来日したときには、あまり写真が撮れなかったから」と、額にムービーカメラを装着して登場したサンダース監督。監督のカメラに手を振る観客に、監督はゴキゲンで手を振り返していた

普段の内藤の様子を聞かれた亮くんは、「パパは、かいじゅうみたい」と回答。これに内藤は、少々ガックリしながら、「騒いだり、その辺にゴミを捨てようとしたときとか、結構細かく怒ってるからなぁ……」

内藤は、本作の試写を亮くんと一緒に見たという。「場面を(亮くんに)説明しながら見ていたら、隣のおじさんに『ちょっと静かにしてくれる?』って怒られちゃって。それで、もっと声をひそめて説明していたら、今度は亮に『パパ、静かにしないとダメだよ』って言われてしまって」とエピソードを披露し、会場を笑わせた。また、亮くんは終始映画に夢中だったようで、「面白かった」とコメント。内藤は「映画に見入っている息子を見ながら、なんだかいいな、と思いました。ヒックとトゥースを、自分と飼っている犬に重ねていたんじゃないかな。前も、ドラマの飼い犬が死んでしまうシーンを見て泣いていて、その姿がなんだか嬉しかったんですよね」と、素直に成長している息子の姿に感動を覚えたことを明かした。

なお、『ヒックとドラゴン』は、バイキングの頭の一人息子・ヒックと、傷ついて飛べなくなったドラゴン・トゥースとの友情を描いた感動ファンタジー。バイキングの敵であるドラゴンと友達になったことが周囲にバレてしまったヒックは、人間とドラゴンの関係を変えるために勇気を持って立ち上がる――。

本作は8月7日より、新宿ピカデリーほかで全国公開。

亮くんが描いた内藤の似顔絵

How to Train Your Dragon (TM) & (C) 2010 DreamWorks Animation L.L.C. All Rights Reserved.