人気バラエティー番組『探偵! ナイトスクープ』(朝日放送 毎週金曜23:17~ほか)の5月28日放送分に顧問としてビートたけしが初出演し、大阪市内の同局で行われた収録に参加した。

左から、長原成樹、西田敏行、ビートたけし

局長の西田敏行とともにたけしが現れると、スタジオ観覧の客席から大歓声が。探偵として出演しているタレントたちも興奮気味で、石田靖がたけしに思わず近寄って記念写真を撮り始める一幕も。大物の登場に、スタジオは熱気に包まれた。じつは同番組のファンというたけし。収録では、自ら調査依頼を投稿していたという衝撃の事実も告白。前局長の上岡龍太郎が司会を務めていたころ、ガダルカナル・タカとの酒の席で浮上したある疑問を同番組に解決してもらおうとしたというのだが、「ダンカンに代筆させて(依頼を)送ったんだけど、ボツになっちゃった(笑)」と無念を明かして笑わせていた。

投稿をボツにされた衝撃の過去も告白!?

収録後、たけしは「昔から見てる番組で、局長の隣に座れるっていうから喜んで来た。初めて現場で見たんだけど、よく出来てる番組ですよね。素人さんからネタを取り出すリポーターの芸人さんの腕がいい」と番組を絶賛。この日の収録では、依頼者のとある夫婦が"カラオケDVDに映っている物の正体"を巡って大ゲンカになっているという投稿を取り上げていたが「東京じゃ絶対やらないネタで久々に笑わせてもらいました(笑)。東京だと通り過ぎてしまうようなネタであれだけ笑いに持って行けるのはセンスがいい」と収録を楽しんだようだった。

さらには、次回は顧問としてではなく依頼者として出演したいと宣言。「調査してもらえるようなネタをどうにかして見つけたい。本名は使わずに違う名前を使って何度も送って、『またこいつか』と言われるようなスターにいつの間にかなってやろうと(笑)」とボツになってしまった幻の投稿のリベンジを誓っていた。

また、6月12日に公開を控えた監督作『アウトレイジ』については「またカンヌ映画祭で顰蹙を買ってきたい(笑)」と笑わせながらも「俺の映画はいつもお客さんが入らないけど、今回はたくさん入ってもらえると思う」と自信を。そんな監督・北野武に、局長の西田から熱烈なアピールがあったとか。「前に俺の番組に西田さんがゲストで出て、収録中ずっと『次回作には俺を出せ』『たけちゃん頼むよ』って言うから『いいですよ』と。今日、また楽屋で『約束は覚えてる?』って念を押された(笑)。西田さんは、群馬とか栃木の訛りが得意じゃない? 訛りながらずっと文句言ってる暴力団の役がいいんじゃないかと(笑)」と新たな作品プランにも思いを馳せていた。