あおぞら銀行と筑波銀行は15日、関係当局への必要な手続の完了を前提に、あおぞら銀行の仕組預金の申込みの媒介を筑波銀行で行う「預金代理業務」を、2010年5月ごろをめどに、筑波銀行の店舗などで取扱いを開始すると発表した。
あおぞら銀行と筑波銀行は、戦略的業務提携に関する基本合意を2009年8月20日付で発表し、提携業務の具体的な可能性を追求するとともに、両行間の関係を従来以上に深めてきた。
今回両行は、業務提携の中核をなす新業務として、あおぞら銀行の仕組預金(デリバティブ取引を組み込んだ預金商品の総称)の申込みの媒介を筑波銀行で行う「預金代理業務」を、2010年5月ごろをめどに筑波銀行の店舗などで取扱いを開始することを決定した。
あおぞら銀行によると、「地方銀行と全国銀行間の預金代理業務における仕組預金の取扱いは、国内初の試み」という。
さらに両行は、これまでの提携協議の過程で、親密な関係を長期的に構築していくことが重要であるとし、関係当局への必要な手続の完了を前提として、筑波銀行が2010年3月31日付で「優先株式(社債型)」への転換権が付された「無担保転換社債型新株予約権付永久社債(劣後特約付)」50億円を発行し、同社債全額をあおぞら銀行が引き受けることを15日に決定した。