3月12日に全国公開となる映画『噂のモーガン夫妻』の主演を務めるヒュー・グラントが来日し、1日、記者会見を行った。
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来日しヒュー・グラント。本作のマーク・ローレンス監督とは気の合ったらしく「彼はよく笑わせてくれるし、面倒見がいいんだ。それに、よく夜中に『健康状態が悪いんだよ。死ぬのかも……』と電話してきて、そういうところが好きでね」と話し、会場を笑わせた |
今回、3年ぶり6回目の来日となるグラントは「東京は大好きで、いつも楽しみすぎてしまうんだ」と肩を竦めつつも、日本に戻ってこれた喜びを。「本当に、この映画は心から楽しんだんだ。アメリカの西部で撮影をして、ずっと夢だったカウボーイ・ハットをかぶることができたよ」と、撮影でのエピソードを絡めつつ、本作をアピールした。
また、「今回来日してから、浮気についての質問ばかり受けてるんだ」と苦笑したグラント。「"浮気は日本の文化"と聞いたんだけど、本当? 」と取材陣に訪ね、「実に興味深いと思うけど、イギリスでは違うよ。イギリスの男性は、他の女性と浮気するより、犬に興味を持ってるんだ」とニヤリ。さらに、飄々とした態度で「僕は動物は嫌いなんだけど、雌犬は好きだよ」と際どい発言も。一方で、「僕の経験から言うと、不貞を働かれたという記憶は忘れられないものだよ。致命的なものになってしまうから、不正なことはしないようにね。この映画では、映画だから仲良くなれるけど」と、日本の男性に向けてアドバイスしていた。
同作は、夫婦の倦怠期や浮気の問題を辛口かつユーモアたっぷりに描いた、ロマンチック・コメディー。ニューヨークに暮らす敏腕弁護士ポール(ヒュー・グラント)と、高級物件を扱う不動産会社のトップ・セールス・レディであるメリル・モーガン(サラ・ジェシカ・パーカー)。2人は誰もがうらやむセレブ夫婦だったが、ポールの浮気が発覚し、離婚寸前に陥ってしまう。ポールはなんとかメリルとの関係を修復しようと画策するが、そんな折、2人は殺人事件を目撃し、犯人に顔を見られてしまう。2人は証人保護プログラムの適用により、身分を隠してワイオミング州の田舎町で暮らすことに……というストーリー。