肉料理をテーマにしたテーマパーク「東京ミートレア」が東京・南大沢の「フレンテ南大沢」(新館)内に3日開業する。食事メニューだけではなく、なんと"肉スイーツ"まで販売するという同テーマパークが開業に先駆けて1日、メディア内覧会を開催した。ここでは館内の様子やオススメメニューを紹介するとしよう。

3日開業予定の「フレンテ南大沢」(新館)。この5階が「東京ミートレア」となっている

ちなみに、東京ミートレアは京王電鉄が運営し、ナムコがプロデュースする。同テーマパークが立地する「フレンテ南大沢」(新館)は、11月24日に竣工、12月3日に開業予定の商業施設だ。

「東京ミートレア」入り口

肉料理を提供する7店舗と「肉のミュージアム」から成り立っている

テーマは、「幸せになれる、元気になれるお肉料理」で、「いつもより、ちょっとご馳走、ちょっとご褒美、ワクワク気分で幸せをもたらすお肉料理と出会える施設」(京王電鉄)。肉料理を提供する7店舗と「肉のミュージアム」から成り立っており、園内環境はスペインをモチーフにしている。にぎやかな「街エリア」と、のんびりできる「村エリア」に分かれ、それぞれのエリアに合った音楽が流れている。

にぎやかな雰囲気の「街エリア」

「村エリア」には広いオープンスペースが設けられている

とんかつの……パフェ!?

1日に開かれたメディア内覧会で最も注目を集めたのは、とんかつ専門店「清まる」の「とんかつパフェ」。女性を意識して開発されたという同メニューは、1日限定10食の「とんかつパフェ」(2,000円、器を返却すれば1,000円をキャッシュバック)と、とんかつパフェを持ち運んで歩きながら食べるようにした「とんかつパフェストリート版」(580円)の2種類がある。

「とんかつパフェストリート版」

とんかつのパフェ。「それってスイーツ? 」という素朴な疑問を抱きつつ、実際に見てみると……。抹茶クリームやフルーツを盛り込んだパフェにとんかつがトッピングされている。ぬぅ、見た目は本当にスイーツである。試食してみると、抹茶のほろ苦さやフルーツの爽やかな酸味により、とんかつなのに脂っこさを感じない。3つの素材の味が見事に調和、とんかつであることを忘れ、スイーツ感覚でおいしくいただける。「とんかつを揚げる油も植物油を使用している」(「清まる」)といい、サクッと軽めの仕上がりとなっているのだろう。

とんかつ専門店「清まる」

清まると同様、テイクアウト専門の店舗となっているのが「元祖にくまき本舗」。「宮崎県知事も絶賛!」という、「にくまきおにぎり」(1個300円)と「チーズにくまき」(同330円)などがある。にくまきおにぎりは、オリジナル米を独自の炊飯方法で炊き上げたおにぎりを、こだわりの宮崎産醤油でつくった「秘伝のたれ」が絡んだ豚肉で巻き、じっくりとオーブンで焼き上げた商品。たれは、オーブンで焼くことで香ばしさが出て、食欲をそそる。頬張ると、豚肉の旨みがストレートに感じられ、非常に満足度が高い。そして、米のおいしさがじんわりと後追いしてくる。宮崎ならではの食材を、うまく生かしており、宮崎県知事が絶賛するのも確かにうなずける。

「にくまきおにぎり」と「チーズにくまき」