フジテレビで放映されて話題を呼んだドキュメンタリー番組『泣きながら生きて』が11月28日より劇場公開される。ある3人家族を10年にも渡って取材し続け、家族の絆や働くことの意義を日本中に問いかけた本作は、オンエア後再放送やDVD化のリクエストが殺到したという。11月9日に行われる試写会に先着15組30名をご招待する。
1989年、丁尚彪という名の中国人男性が日本へ留学してきた。入学金と半年の授業料は42万円。それは夫婦二人が15年間働き続けてやっと手にできるほどの大金だ。当時35歳だった丁さんは知り合いから借金をし、北海道・阿寒町にある日本語学校へとやってきたのだった。しかし、過疎化の進むこの町には仕事がまったくない。学びながら働き、借金を返すつもりだった丁さんは東京へ。しかし、入国管理局は、"阿寒脱出者"にビザの更新を認めなかった。不法滞在者の身となってしまった丁さんは借金返済のため、また一人娘の学費のために、見つかれば即強制送還というリスクと共に東京で働き続ける。彼とその家族の運命は……?
11月18日(土)より、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー。