多摩都市モノレール(東京・立川)はこのほど、同社開業以来初の女性運転士による単独乗務を開始した。同社は今後も積極的に女性を登用し、優しく親しみやすいモノレールを目指すという。
久保未季子運転士は2006年9月に契約社員として入社し、同社の立川北駅で約2年勤務。星絢子運転士は2008年4月に契約社員として入社し、同じく立川北駅で6カ月間勤務したという。二人は2008年10月から西武鉄道係員養成所で訓練を受けたのち運転士試験に合格し、2009年7月15日に動力車操縦免許を取得したとのこと。その後多摩モノレールに戻り、約1カ月間の教育を受けて、8月12日より単独乗務に就いているとのこと。
多摩都市モノレールは東京都や地元自治体、西武鉄道、京王電鉄、小田急電鉄などが出資する第三セクター企業。「多摩モノレール」の名で親しまれており、多摩センターから立川を経由して上北台までの16kmを約36分で結ぶ。途中駅は17つ。今年は路線開業から10周年となるため、記念グッズの販売や記念一日乗車券の販売とスタンプラリー(31日まで)、写真展などの記念行事を開催している。