できたてのビールをゴクゴクッと
工場見学の後は試飲タイム。広々としたガラス張りのゲストホールで、緑を眺めながらできたてのビールを楽しめる。基本的には「アサヒスーパードライ」と「黒生ビール」の2種類が用意されており、3杯までお代わりできる。
待ってましたとばかりに「スーパードライ」をゴクゴク。キレが特徴のこのビール、できたてはさらにクリアで爽快感がアップ。よりキレが際立った印象を受けた。泡の部分はフォームドミルクのように非常にクリーミー。文句なしに「おいしい! 」と感じる仕上がりだった。
注ぎ方で変わる! もっとビールをおいしく
試飲中、おいしいビールの注ぎ方をガイドさんに教えていただいたので紹介する。少しの工夫で、いつものビールがもっとおいしく変身するのでぜひお試しあれ。
1.グラスは清潔に。布巾で拭くと中に繊維などが残りがちなので、自然乾燥が好ましい。グラスを立てたまま、1/3程度まで一気に勢いよく注ぐ。なお、ビールは6℃~8℃が適温なので、冷やしすぎには注意。
2.グラスを斜めに傾けて持ち、泡の下にくぐらせるような感じで、静かに注いでいく。
3.注ぎながら、徐々にグラスの角度を起こしていく。
4.泡の比率が20~30%になるように注ぎ、完成。
※上記の方法は、「アサヒスーパードライ」をおいしく楽しむ方法です。
ビールといえば焼肉でしょ
できたてのビール。非常においしかった。しかし、ビールが旨ければうまいほど、アレが食べたくなる。そう、焼肉だ!!
前ページでも紹介したように、工場には「アサヒビール園」が併設されている。焼肉やジンギスカンがビールと共に楽しめ、ジンギスカンの食べ飲み放題(3,550円)や焼肉の食べ飲み放題(3,050円~)といったお値打ちコースの他、単品の焼肉、海鮮メニューも数多い。地元足柄牛を使った焼肉メニューも「ロース(150g)」(2,800円)、「特上カルビ(100g)」(1,890円)などを揃える。
焼肉以外につまみ料理もあり、30種類ほど。「足柄牛の和牛カルパッチョ」(900円)、神奈川名産豆腐を使う「大山豆腐の唐揚げ」(480円)、神奈川・三崎産マグロを盛り込んだ「三崎鮪と生ハムのカルパッチョ」(880円)など、地元食材も積極的に取り入れている。こちらのアサヒビール園、メニュー構成がかなりしっかりとしており、かつ、料理の完成度も高く驚いた。"工場見学のついで"ではなく、この店目当てに来ても満足できる内容だ。なお、ビールは「アサヒスーパードライ」や「アサヒプレミアム生ビール 熟撰」(各520円)など5種類を用意している。
ミニサイズの鉄板に食材をのせ、ロースターで焼き上げるユニークなセルフクッキングメニュー。豚バラ肉でたっぷりのネギを巻き、辛味噌仕立てにした「相模豚の葱巻き」(680円)、「足柄牛のハンバーグ」(580円) |
焼肉とビール。しかもできたて激旨ビールと厳選焼肉ならば、最高の夏の思い出となることだろう。アサヒビール工場は神奈川工場以外に、北海道、福島、茨城、名古屋、大阪、兵庫、愛媛、福岡と合計9カ所(ただし、茨城、名古屋、大阪、兵庫の工場には「アサヒビール園」が併設されていない)あるので、お近くの工場をぜひ訪れてみてほしい。