石油情報センターが22日発表した石油製品の価格動向調査によると、4月20日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週より1.0円高い115.1円だった。3週連続の値上がり。1月13日から始まった上昇傾向は14週(3月30日のみ前週比±0)続いており、ジワジワペースながらトータルの上昇幅は9.1円となった。ハイオクは前週比1.0円高の125.9円、軽油は同0.4円高の99.9円だった。

前週より上がったのは39都道府県。前週と変わらなかったのが三重、福井、鳥取、山口、愛媛、高知の6県。下がったのは香川(114.6円)と沖縄(114.0円)の2県のみで、下落幅もそれぞれ0.1円、0.2円と小さかった。上昇幅がもっとも大きかったのは滋賀(113.6円)で前週から3.2円の上昇。平均価格がもっとも高かったのは長崎で122.2円、次は鹿児島で120.2円だった。安かったのは茨城(111.4円)や群馬(111.7円)など。

石油情報センターは「卸売り大手がここのところ値上げしてきてはいるが、(ガソリン価格を)大きく動かす要因は現在ない。しばらくは値下がりも含め小幅な値動きが続くとしかいいようがない」と話している。