ローソンはこのほど、「コロッケ」「ひじき煮」などを105円で提供する惣菜シリーズ「バリューライン惣菜」を関東地区限定で14日より発売すると発表した。「ローソンストア100」のノウハウを取り入れた小分け適量サイズで、簡易包装等によるコスト削減で低価格を実現しつつも味や品質を維持しているのが特徴という。

同社は、105円のプライベートブランド「バリューライン」開発を強化しており、このたび惣菜を105円で提供するため様々なコスト削減に取り組んだという。容器は「汎用タイプトレー(発砲皿)」にフタを省いたラップ包装とすることで、コストを従来の約5分の1に削減。食材はグループ全体で一括購入し、惣菜の一部は同社の通常商品と共通化する工夫がとられているという。ただし、品質管理基準は従来どおり徹底することで、安心で安全な、こだわりの惣菜を提供していくとのことだ。

「バリューライン惣菜」全8品。上段左より「ひじき煮」「卯の花」「きんぴらごぼう」、中段左より「鶏唐揚げ」「野菜コロッケ3個入り」、下段左より「メンチカツ2個入り」「ハムカツ2個入り」「白身フライ2個入り」

同社は2月、都内約40店舗で同シリーズの実験販売を約1ヶ月にわたって実施したところ、「ひじき煮」「卯の花」などの和惣菜に人気が集まり、惣菜全体の販売数の伸びが約2倍となったことから、関東地区(一都六県)2,273店舗で発売するに至ったという(店舗数は2月末現在、ナチュラルローソン、ローソンストア100は除く)。

同シリーズは全8品目で、うち14日発売が「野菜コロッケ3個入り」「メンチカツ2個入り」「白身フライ2個入り」「卯の花」「ひじき煮」の5品目、21日発売は「ハムカツ2個入り」「鶏唐揚げ」「きんぴらごぼう」の3品目。同社は、今後の販売状況をみて全国展開も検討していくとしている。