警察庁は19日、違法・有害情報の通報を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」への2008年の通報件数が、2007年比約5万件増の13万5,126件だったと発表した。このうち、児童ポルノなどの違法情報は1万4,211件だったが、同センターから警察に通報、プロバイダなどへ削除依頼された違法情報6,414件のうち、8割強に当たる5,414件が削除された。
インターネット・ホットラインセンターは警察庁の委託を受けて、インターネット上の違法・有害情報の通報を受け付ける機関。原則的に、わいせつ画像や児童ポルノなど違法情報については警察に通報、有害情報についてはプロバイダなどへの削除依頼を行うが、その都度臨機応変な対応を行っている。
2008年に同センターに寄せられた違法情報13万5,126件のうち、海外のサーバにあったものが4,860件、通報前に削除されたものが1,130件、警察に通報されたものが8,221件。海外のサーバにあった違法情報のうち、違法・有害情報への国際的な対策を行っているINHOPE(International Association of Internet Hotlines)のホットラインに通報されたものは553件。
警察に通報された違法情報のうち、警察からプロバイダなどへ削除依頼をした情報は6,414件。このうち、8割強(85.0%)に当たる5,414件が実際に削除。
また、同センターから通報を受けた違法情報を元に都道府県警が捜査し、2008年中に検挙に至ったのは10件だった。
一方、自殺サイトや闇サイトなどの有害情報は、2007年比2,522件増の6,122件。このうち、海外のサーバにあったものが2,840件、プロバイダへの依頼前に削除されたものが696件、プロバイダなどへ削除依頼をしたものが2,260件。削除依頼をした有害情報のうち、実際に削除された情報は、依頼件数の8割弱(75.8%)に当たる1,713件だった。
違法・有害情報には分類されない、合法的なポルノや出会い系サイトに関する「その他」の情報も、2007年比4万7,596件増の12万2,947件で、大幅な増加となった。