前作('05年公開)から約4年ぶりに公開されるCGアニメ映画『マダガスカル2』の初日舞台挨拶が、14日、東京・新宿で行われ、ライオンのアレックスの声を演じた玉木宏、柳沢慎吾、高島礼子らが出席した。

左から柳沢慎吾、玉木宏、高島礼子。隅に小さくアンタッチャブル山崎

出演者はアレックスとハイタッチして登壇し、玉木が姿を見せるとひときわ大きな歓声が。玉木は本作の収録に関して、「1人ずつ録っていたので、他の出演者の皆さんにお会いできなかったんですよ。公開にあたって皆さんとお会いできることが嬉しいです」とコメント。高島も、「自分の携わった作品のパート2が作られ、再び声をかけていただいたことに感謝しています」と出演の喜びを語った。

ライオンのアレックスを演じた玉木には、女性ファンから大歓声が

この日の出演者で紅一点だった高島礼子。カバのグロリアを演じた

シマウマのマーティ役の柳沢は、この日もハイテンションなトークで会場を盛り上げた。「この映画で、シマウマが3,000頭出るんですよね。『監督! 3,000頭分、すべて別々の声でいきましょう』と言ったら、監督も『やっちゃいますか!』と。そして本番。『(低い声で)おい! アレックス』『(甲高い声で)おい! アレックス』……と声を変えていたら、『柳沢さん、4番目と8番目が同じなんですけど』と言われ、結局全部同じ声になりました(笑)」。

身振り手振りを加えながらのトークで、観客を爆笑させた柳沢慎吾

キリンのメルマン役の岡田義徳は、「前回よりも男らしくなりました」

一方、アンタッチャブルの山崎は、開口一番、「ペンギンズ隊長役の山崎です。どうぞー!」と挨拶すると、相方の柴田から「『どうぞよろしく』だろ!」とツッコミが。おぎやはぎの小木は、「キング・ジュリアンの声で100%以上の力を出せたので、皆さんも応援してください。せーの、エイエイオー!」。これには相方の矢作も苦笑い。「横で聞いててドキドキしてしまいました。誰も小木のことを見てないし、賛同するわけないじゃん!(笑)」。

ペンギンズを演じたアンタッチャブル。山崎が隊長役で、柴田…新人役

おぎやはぎの小木はキング・ジュリアンを、矢作はモーリスを演じた

ちなみにこの日のイベントは、チケットが10分で完売になるほどの人気だったそう。「車に乗って会場に来たら、ファンがいっぱいいらっしゃったんですよ」と矢作も驚いた様子だったが、「『これだと降りられないんじゃないの?』と言ったのに、実際降りてみたら誰も来ないんですよ (笑)。人力舎のタレントには集まってこないんだなと、あらためてわかりました」と自虐的なコメントで観客の笑いを取っていた。

また、3月14日でホワイトデーにちなみ、サプライズとして会場の観客1組に特製クッキーが贈られることに。当選者を発表するさいには、柳沢が「ゼロ列の……」と言ってしまい、「O(オー)列でしょ!」と総ツッコミを受ける場面も。見事当選した親子連れには、玉木から直径60cmクッキーが手渡され、2人とも感激の様子だった。

受け取ったのは女の子。照れながらも嬉しそう

映画『マダガスカル2』は、新宿ピカデリーほか全国公開中。