パソナグループの自立人(フリーター)協会はこのほど、若者の「結婚」に関する意識調査結果を公表した。2008年10月1日~15日にかけて、Webサイトと街頭にてアンケートを実施し、20代を中心とした若者から183件の有効回答を得た。

「結婚したいかどうか」との問いには「したい」「どちらかといえばしたい」が91.4%。「子供が欲しいかどうか」については「欲しい」「どちらかといえばほしい」が92.9%と結婚や子供を持つことに対する潜在的な願望は非常に高いようだ。

結婚の良いと思う点について尋ねたところ、男女ともに「家庭や子供を持てる」がトップとなった。また、上位には「好きな人と一緒にいられる」「喜びや悲しみを分かち合える」「精神的な安定が得られる」が挙げられた。男女共に経済的・社会的な信用といった回答は少なく、家庭や子供を持つことによって感情面や精神面で得られるものを重視している傾向が窺える。

結婚相手に求める収入では、男女共に相手の年収にこだわらない人が多いことが注目される。女性から男性に求める年収では「500万円台」「こだわらない」が19.6%で最多。男性が女性にもとめる年収は「こだわらない」が60.6%で圧倒的に多かった。

相手の仕事に何を求めるかとの質問には、男性では「その人のしたい仕事である」(19.5%)、「休みをとりやすい」(14.3%)など、女性では「収入が安定している」(17.5%)、「正社員である」(12.3%)、「社会保険や福利厚生がしっかりしている」(10.9%)などが上位を占めた。また女性は、男性にくらべて「収入が高い(7.9%)」の割合も高く女性の生活防衛意識の高さが垣間見れる結果となった。