歴史ロマン映画『禅 ZEN』の初日舞台挨拶が10日、東京・新宿で行なわれ、主演の俳優・中村勘太郎、内田有紀、高橋惠子、高橋伴明監督が登壇した。

左から、内田有紀、中村勘太郎、高橋惠子

同作は、ただひたすら座禅を行ずる「只管打坐(しかんたざ)」の教えを広めた、日本曹洞宗の開祖・道元禅師の生涯を描いた伝記を映画化したもの。戦乱の世に禅の道を開き永平寺を開創した道元を中村勘太郎が、遊女として生活し、のちに道元に帰依し出家するおりんを内田有紀が、道元の母・伊子(いし)を高橋惠子が演じる。

主演を務めた中村は「座禅はこの映画を撮る前から自然にやっていました。今でも座る習慣があるんです。これからも自然に座れるように心がけたいですが、道元のようにありのまま、あるがまま、良く見せようとしたり、嘘をついたりせずにこれからも過ごせればいいですね」と語った。内田も「ありのままで生きようとして、雑に生きてしまうと、人間本位な生き方になってしまうけど、周りの人も幸せにできるような、笑顔が自然に出せればとも思う」と続いた。

また、高橋監督は「人間は体で業を犯し口で犯し意識で犯す。むさぼり、怒り、愚か、という三毒もある。どうか、この映画を見ていただき、心と体の洗濯をしていただければ」とPRし、「"ジコチュー"をやめて、他のために、何かできる一人ひとりになってほしいと思う。散々悪いことをしてきた自分も、できるかぎり懺悔して死んでいきたい」と語り、観客を笑わせた。