欲しいと決めたら、次にする作業は、どこで買うかということ。より質のいいものをより安く買うのが王道。安さだけを追求して、安かろう悪かろうになってはかえって損です。 「グーグルやヤフーで、欲しいものの名前に、『口コミ』『感想』『割引』などのワードをプラスして検索してみます。ネットの検索で大事なのは、ただ情報を探すのではなく、評価を見る目を養うことです。ネットで得るべき情報は、みんながネット上で何を褒めているか、評判がよいかをみつけることです」。

評判のよい商品をみつけたら、一般の商品なら「価格.com」、あるいは楽天市場で商品を検索し、掲載順を安値順にして価格を比較するなどすることで、今度は値ごろ感も調べ、なるべく底値買いを心がけるようにします。

お金の支払い方もポイントと割引率を考えて選択

矢野さんは、お金の支払い方もなるべく有利に効率よく、と言います。もし現金で支払うなら、割引率が高いから、現金ポイントカードが使えるから、など自分なりのルールがあったほうがベター。

お金を払う以上は、ポイントが貯まるのは基本。そのポイントは、最後はWAONやSuica、Edyなどの電子マネーでまとめるのか、マイルにまとめるのか、もちろん、楽天ポイントやT-POINTにまとめるという考え方もあります。

たとえば、コンビニで買い物をするのでも、ただ現金で支払っていては、何のポイントにもなりません。そのコンビニが、WAONを使えるなら、それでポイントを貯めるのもよし。楽天カードで支払って、楽天ポイントをゲットするもよし。もしかしたら、金券屋で買った商品券のが割引率がよかったら、それで買い物をするのが、ポイントは貯まらなくても一番安い方法かもしれません。

「お金を払う以上、何かのポイントなるか、そもそも割引がきくか、などの特典比較をしてから、払ってください。特に年末は出費が多いので、頭の活用次第で、貯まるポイントや支払う金額が大きく違ってきますよ」。 毎日、何も考えずにおサイフから現金を支払っていた人は、まずはどの店を使って、どのポイントを貯めて、何に集約していくか。来年に向けて出費節約目標にもなるので、この機会に考えてみるといいでしょう。⇒年末のそうじもエコ+節約で