石油情報センターが19日発表した石油製品の価格動向調査によると、17日現在のレギュラーガソリンの店頭価格は前週比4.6円安の132.0円で、昨年4月の水準にまで下がった。これで15週連続の下落。ハイオクは142.9円、軽油は124.0円、これから本格的な需要期を迎える灯油は前週比4.7円安の87円だった。

今回もすべての都道府県で前週より下落。120円台は前週の1県(沖縄)から価格競争の激しい群馬、埼玉、千葉、神奈川など10県にまで広がった。もっとも価格が低かったのは群馬で125.6円、2番目が埼玉の126.4円。もっとも高かったのは高知の143.9円だった。

下落幅は徐々に落ち着いてきているが、石油情報センターでは「原油価格の下落基調は続いている。現時点では上昇に転じる要素はない」とみており、来週にも今年4月の暫定税率失効時の価格(130円強)を下回る可能性が出てきた。