「お金って、おっかね~」「「睡魔に負けて、すいません」「台湾に行きたいわん」「中年だっちゅうねん」「あったかい飲み物はあったかい?」……こんなおやじギャグが満載のカルタが今年9月下旬、ビバリー(本社、東京都中央区)より発売され、話題を呼んでいる。約1カ月間ですでに3万個ほどが売れているという。

絵札を見ているだけでも、どんなおやじギャグが飛び出すのか楽しみ

「昨年9月に、さまざまな罰ゲームが書かれた『罰ゲームトランプ』を発売したのですが、これが17万個ものヒット商品となりました。カードゲームの市場は昨年から好調なため、新たな商品として考えたのが、この『おやじギャグカルタ』です」(同社企画・開発部田口次長)

大ヒットした「罰ゲームトランプ」の「LOVE編」と「HARD編」。なかなかキツイ罰ゲームもちりばめられている

完成までに要した時間はおよそ半年。おやじギャグの考案、選択と、イラストの出来が最も難しかったと田口さんは話す。社内で募ったギャグの数は400~500にも上るという。最終的なチョイスは田口さんが行った。イラストは『R25』などでも仕事をしているイラストレーターに依頼し、ポップでシュールな雰囲気を漂わせるようにした。

ちょっと引いたり、恥ずかしくなってしまうようなおやじギャグも、絵札のイラストによって笑ったり、意外だったり、意味深に思えたりする。普段は上司のおやじギャグにうんざりしているOLも、これなら新たな発見(?)があるかもしれない。

笑ったり、脱力したり…。これを上手に読むのはなかなか難しそう

「火傷しそうなんやけど」は、田口さんのお気に入りのひとつ

「オーソドックスなカルタだと読み手はただ読むだけで、ゲームに参加することはできませんが、『おやじギャグカルタ』では読み手の読み方がとても重要。どれだけ盛り上げられるか、読み手にかかっているとも言えるでしょう」

田口さんの言葉に納得。確かに、棒読みではつまらない。だが、おやじギャグをおもしろく、楽しく読み上げるというのは、結構ハードルが高いような気も……。それでも、いつの世でも滅びないのが、おやじギャグ。44のおやじギャグを耳にしていけば、そのしぶとい底力がわかってくるかもしれない。

もうそろそろ、また宴会の季節がやって来る。物価は上がり、給料は上がらず、景気は先行き不透明。こんな時代には、上司も若い社員も一緒になって「おやじギャグカルタ」に興じてみれば、世代間の相互理解が進むのではないだろうか。

ちなみに、飲み会などで大人が楽しむものだと勝手に思い込んでいると、「おやじギャグを好きなのは、おやじと子どもなんですよ」と田口さん。なるほど、子どもはだじゃれ好き。家庭でも「おやじギャグカルタ」で盛り上がってみては、いかが?

同社ではそのほかにも各種トランプを扱っている。漢字のカードを組み合わせて熟語をつくる「熟語トランプ」は、初級でも手ごわい。「トランプ大全」には、20種類の遊び方などが解説されていて、改めてトランプの楽しさを教えてくれる

「罰ゲームトランプ」は、「飲み会編」「肉体派」をあわせて、現在4種類が発売されている

同社はジグソーパズルの取り扱いも豊富。ふつうのサイズの約3分の1、およそ1cm四方のピースを使う「世界最小ジグソーパズル」は大人気だ。2008年の日本おもちゃ大賞トレンディ・トイ部門の優秀賞も受賞した

箸で溝のついた丸太を積み上げていき、崩した人が負けとなる「武蔵」もヒット商品のひとつ。難易度の高い溝なし丸太も入っている

「3Dクリスタルパズル」は立体型のジグソーパズル。きれいに完成させる道のりは、なかなかシビア?

従来の商品をミッキーなどのキャラクターであしらった「めかくしスタンプ」。今年5月に発売され、すでに10万個以上売れているという