8月30日公開の映画『ハンコック』のジャパンプレミアが21日、東京・後楽園のJCBホールで行われ、主演のウィル・スミス、シャーリーズ・セロンが登場。スペシャルゲストとして大相撲の横綱・朝青龍関も駆けつけた。

左から、ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、朝青龍

同作は、超人的な力を持ち、嫌々ながら人助けをするも、強力なパワーで街を破壊してしまい、人々から嫌われるている"ハンコック"が、ある人物の言葉によって真のヒーローを目指すという痛快アクションムービー。型破りで異色のヒーローを描いている。

サービス精神旺盛で知られているウィル・スミスが、同作のプロモーションで世界各地を回り、今回の東京が最後の訪問地となった。レッドカーペットでファン一人一人と向き合ったウィル・スミスは「日本での成功を祈っている。コメディありドラマあり特殊効果ありで楽しんでもらえると思うよ。ただ、ハンコックはお酒好きで問題児なんだけどね(笑)」と満面の笑みでアピール。ボイスパーカッションを披露したり、通訳にちょっかいを出すなど、得意の茶目っ気で笑わせながら、日本のファンとの交流を楽しんだ。

ファンサービスを大事にするウィル・スミス。たっぷりと時間をかけてレッドカーペットを歩いた

観客席に向かって耳をすませるポーズを。

スペシャルゲストとして登場した朝青龍関は、嫌われ者のヒーローについて「自分に似ていると思うけど、最後に愛されるならいいと思います(笑)」と意味深な発言で笑わせつつ、「凄い映画です。(ハンコックは)自分がかなわないくらいの力持ちなんだよね」と持ち上げると、ウィル・スミスは「でも、ハンコックは空を飛んだ時も酔っ払ってうまく飛べないんだよ(笑)」と言うと朝青龍関は「じゃあ、酒で勝負しませんか?」とジャブ。すると、ウィル・スミスは「僕はほんのちょっと飲んだだけで酔っ払ってしまうんだ」と苦笑い。勝負はお預けとなったが、朝青龍がウィル・スミスに「綱」をプレゼントするなど、『バッドボーイズ』来日時に会って以来約5年ぶりとなる再会を、2人は懐かしがっているようだった。

再会を喜び合うウィル・スミスと朝青龍関

朝青龍関から「綱」が贈られるとウィル・スミスは「リビングのマントルピースの上に置くよ!」と大喜び

『ハンコック』は、8月30日より丸の内ピカデリー1ほかで全国ロードショー。なお、8月23、24日に先行公開されることも決定している。