アップルワールドは20日、運営する海外ホテル比較&予約サイト「アップルワールド」において7月に実施した「あなたにとって燃油サーチャージとは?」と題したアンケート調査の結果を発表した。結果によると、燃油サーチャージの高騰を負担に感じており、実際の海外旅行の実施にも影響が出ていることがわかった。また、70%以上が航空運賃やツアー代金との総額表示を求めていることも明らかになった。

同調査は7月16日~7月22日の期間で実施し、20代~60代以上の男女から839件の有効回答を得た。結果では、燃油サーチャージ額を「高すぎる」と感じる人が79.7%と全体の約8割にも上った。「高いが仕方ない」の20.1%を含めると、ほぼ100%が「高い」と感じている。高騰が原因で旅行を取りやめた経験のある人は36.0%に達している状況だ。今後さらに値上げされた場合の旅行意欲については、「値上げ額による」という人が53.9%と半数以上を占め、「これ以上値上げされたら行かない」と人は21.1%と厳しい状況も予想される。一方で、「値上げに関係なく行く」という根強い海外旅行ファンも14.4%に上った。

燃油サーチャージが高すぎることが理由で海外旅行を取りやめた経験はありますか?

取りやめるという行動には至らなくても、行き先や航空会社によって異なる燃油サーチャージの金額によって旅行先を変更したことがある人は約3分の1にあたる34.8%。行き先変更は20代で44.9%、30代で42.7%と多く、同社では「所得が少ない若年層が負担を軽減する行動にでる」と推察。一方で、40代以上は金額に関わらず希望の行き先を優先する様子が窺える。

これまでに燃油サーチャージ額によって旅行先を変更したことはありますか?

高騰とともに燃油サーチャージの表示への関心も高まり、71.3%の人が「航空運賃やツアー代金との総額で表示してもらいたい」と回答し、どの年齢層でも圧倒的に総額表示を支持する結果が明らかになった。同社では、「現在は総額表示が多いので不満は解消方向にある」とみている。

燃油サーチャージの表示について、どのような形が適当だと思いますか?