ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアはこのほど、「近所付き合いに関する意識調査」を実施した。同じ階に住む男性が逮捕された東京都江東区での女性行方不明事件が記憶に新しい中、調査結果からは7割以上の人が近隣でのトラブルに不安を抱いている実態が明らかになった。

同調査は5月27日~5月29日に行い、20代~40代を中心とする男女474人から回答を得た。調査によると近所付き合いがあるのは、「持ち家(一戸建て)」では63.2%、「賃貸(一戸建て)」では37.5%と「一戸建て」では高めだが、「持ち家(マンション)」では28.4%、「賃貸(アパート)では12.3%と「集合住宅」では一気に少なくなる。さらに「賃貸(マンション)」の51.6%、「賃貸(アパート)」の43.2%は、「どんな人が住んでいるか知らない」と答えた。

隣の住人と近所付き合いはありますか?

近所付き合いの希薄さを背景に、隣人トラブルに巻き込まれる事件などの報道に対して、16.7%が「大いに不安を感じている」、57.8%が「不安を感じている」という心境。自宅に監視カメラを付けて携帯などで監視することについては、「興味があるが付けていない」が半数を超えるものの、「すでに監視している」が20代で7.3%、「持ち家(一戸建て)」で7.2%と高く、近所の存在は遠くなる一方だ。