21日にいよいよ日本公開される映画『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』。封切りに先駆けて4日、主人公インディアナ・ジョーンズを演じたハリソン・フォードをはじめ、ストーリー、製作総指揮のジョージ・ルーカス、マリオン・レイヴンウッド役のカレン・アレン、製作総指揮のキャサリン・ケネディ、プロデューサーのフランク・マーシャルが来日、都内で記者会見を行った。

豪華キャストが来日。左からフランク・マーシャル、カレン・アレン、ハリソン・フォード、ジョージ・ルーカス、キャサリン・ケネディ

同作は、19年ぶりの「インディ・ジョーンズ」シリーズの新作で、現在公開されている63カ国で初登場1位を獲得している。 また6月1日現在で世界興行収入4億8,000万ドルを突破しており、すでに「インディ・ジョーンズ」シリーズ最高の収入を上げている。

12年振りの来日を果たしたハリソン・フォード

会見では、ケネディ が監督のスティーブン・スピルバーグが来日していないことに触れ「彼も日本に来たがっていたんだけど、娘が明日、学校を卒業するから残念ながら欠席なの」と説明。また1作目の『レイダース 失われたアーク<<聖櫃>>』以来のシリーズ出演となるアレンは「日本に来たのは初めてで、とてもドキドキしてるわ」と話した。


「あまりに前作までが素晴らしい作品に仕上がったので、終わらせたくなかった。ハリソンと話し合って次の宝を探して、今回の作品を作ったんだ」とルーカス

質疑応答で「脚本作りに一番ダメ出ししたのは誰ですか?」と訊ねられると、ルーカスは「スティーブンが一番色々言ったね。彼が監督だから仕方のないことだけど」と難航した脚本作りの苦労について語った。

また「日本にも徳川の埋蔵金というお宝があります。次はこれで第5作目を作ってはどうでしょう」と提案されると、ルーカスは「ちょっと考えてみよう。今はまだ次のプランはないんだ。しっかりしたアイディアが浮かべば日本で撮影する可能性はある」とまんざらでもない様子。一方、フォードは「それはステップバイステップ。今は4作目が完成したばかりだから、次のことを考えるにはもっと時間をかけさせて」と答えた。


1作目以来の登場となったアレンは「またこのメンバーと関われるのが嬉しい」とコメント

他にも、「今作品では前作までと変わらないフォードの風貌や作品のテイストが売りですが、舞台だけが1930年代から1950年代に変わったのはなぜか」という質問に対し、ルーカスは「明らかにハリソン が歳をとってしまったからね(笑)。1930年代がリアルに描けないと思ったんだ。だから、今回は年を経たインディを見せたかったのさ。また題材になっているクリスタルスカルの謎は1950年代に初めて話題になったもので舞台に合わせ、それを今回の宝に設定したんだよ」と今作の舞台背景を語った。

最後に映画の見どころや気に入っているシーンを聞かれるとフォードは「インディとマリオンの再会」を、アレンは「砂にどんどんはまってしまうところで、インディをどう助けるか」を、ルーカスは「毎回出ている冒頭の倉庫」を、それぞれ挙げた。

お気に入りのシーンは「僕は虫のファンなんだ(笑)。だからアリのシーンが気に入っているよ」と話したマーシャル(左)、ケネディは「滝のシーンが素晴らしいロケーションだったので気に入っているわ」とコメントした

肩を組むフォード(左)とルーカス

大人気シリーズなだけに注目度も高く、取材陣のカメラの数も100台を超えていた

映画『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』は21日より日劇1ほかより全国ロードショー。14日、15日に先行公開決定。