各種おもしろジェネレータが登場して人気を集めているなか、あの人気漫画のジェネレータが、ゲームポットが運営するオンライン育成ゲーム「モンスターファームオンライン」の公式サイト内に登場した。

キバヤシら、おなじみのMMRメンバーがモンスターファームオンラインを紹介する特設サイトが開設。いやはやなんとも暑苦しく、公式サイトへと誘導する

フィーチャーされた漫画とは、かつて週刊少年マガジン(講談社)に不定期連載されていた「MMR マガジンミステリー調査班」だ。実在の編集者をモデルにしたキバヤシら登場人物が、ノストラダムスの世紀末予言をはじめ、心霊や宇宙人などのトンデモ話をどこからともなく探してきては、人類に危機を警告するというアレ、である。一応、ドキュメンタリータッチの漫画ながら、真面目に読んでいた人はほとんどいなかったであろう。

お約束の「○○は○○だったんだよ」から「な、なんだってー!!」と続くセリフ、滅茶苦茶な論理展開、ことごとく人類滅亡に繋がるストーリーは、怪しさ満点で趣向を凝らしたギャクとしてネタ扱いに。ノストラダムスの予言が外れた後、あっさりと連載終了したところも笑いを誘い、その地位を確固たるものにした伝説のギャク(?)漫画だ。現在でもネットで多数パロディネタが登場しているのはご存じのとおりだが、今回は満を持して(?)、本家本元自らがセルフパロディ。ジェネレータ化したわけである。

ジェネレータは「モンスターファームオンライン」の頭文字を取って『MFRジェネレーター』と名称が付けられている。しかし、そうはいってもゲーム内容とはまるで関係はない。キバヤシのセリフを自由に変更し、漫画の一場面を再現するというものだ。最後はもちろん、お約束の「なんだってー!!」で終わる。なんとも馬鹿馬鹿しいが、思わずトンデモ理論を構築しそうになってしまうのは独特の妙な魅力があるためか。なお、これは軒を貸しただけではなく、このほかゲームとのコラボレーションも用意されており、メールマガジンなどにもMMRメンバーが登場してモンスターファームオンラインについて研究した成果を明かしていくという。

それにしても接点が見受けられないコンテンツ同士。コラボレーションが実現した理由はなんなのだろうか。本ゲームを運営するゲームポット エンタテインメント事業本部・山崎氏に話を伺ってみると「まずMMRとモンスターファームの流行っていた時期が、ほとんど同時期なのでターゲット層にあっているかな、ということがひとつ。それに、なかなかそう簡単には忘れられないほどクダラナ……いや、面白い漫画だったので、あやかってゲームも忘れられないものになってほしいという願いが込められています」とのこと。

なるほど、おかしな電波を拾ったわけではなかったらしい。しかし、何気なく公式サイトを閲覧していたら、筆者はある事実に気が付いてしまった。公表したら大パニックが起こる可能性もあるが、ここはあえて知らせることにしよう。

恐ろしいことに「MOSNTER FARM ONLINE」は秘密のメッセージがアナグラムで隠されていたのである。

『MOSNTER FARM ONLINE』→『MMR FAN ENO SIREN OTL』→『MMRふぁんえのしれんOTL』→『MMRファンへの試練OTL』という言葉が浮かび上がる。いったい誰がこんなメッセージを……ご丁寧にガックリ肩を落とした絵文字まで加えやがって。

キバヤシ「そう、モンスターファームオンラインは我々のファンに与えられた試練 だったんだよ。プレイしないと……人類は滅亡する!」

一同「な、なんだって―――!!」

滅亡を回避する道はプレイするしか、ない?

4コマからなるMRFジェネレーター。2コマ目と3コマ目のキバヤシのセリフは自由に変更可能だ。ノストラダムスの大予言を超えるトンデモ理論を構築してみよう

最後のコマは「な、なんだってー!!」で締め。キバヤシの話にリアクション芸人のごとき反応を見せる一同だ