「ゲームを映画化するとろくなことにならない」

というのが僕の持論です。

……唐突にお前の持論から語り始めるなよ、と思われた方もおられると思いますが、でもね、そんな皆さんにもきっと同じような覚えがあると思うのです。 そうですね、具体的に何とは言いませんけど、某配管工とか、某格ゲーとか……。

ですが、もちろん例外もあります。 そのひとつが、「バイオハザード」シリーズ。 全世界で大ヒットしたサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」の映画版であり、原作の設定を生かしつつも独自のシナリオ展開で新たなバイオ世界を築いた意欲作です。

すでに2作品がDVD化され、高い評価を受けている本シリーズですが、ついに昨年公開されたばかりの最新作、「バイオハザードIII」のDVDが3月19日に発売されるとのこと。

映画版オリジナルの主人公、アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチの美貌はもはやCGレベル!

ということで、今回はDVD版ならではの充実した特典映像に着目しつつ、『バイオハザード』シリーズの魅力について、改めて僕なりの視点で語っていきたいと思います。本編の詳しいレビューはこちらをご覧ください。

※今回ご紹介する特典映像は、『バイオハザードIII』のDVD、ブルーレイ、UMDを予約された方のための先着特典DVD「バイオハザードEX」に収録されているものです。

「バイオハザード・ヒストリー」の懐かしさに、思わず感涙!

まず最初に、ゲーム版と映画版、両方のバイオハザード史を詳しくまとめた特典映像、「バイオハザード・ヒストリー」をご紹介しましょう。

中でもぜひご覧いただきたいのが、ゲーム版バイオハザードの歴史。1996年に発売された初代『バイオハザード』から、最新作『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』(Wii)までの歴史をボリュームたっぷりに紹介しており、原作ファンならずともあまりの懐かしさについホロリときてしまいます。というか、もう初代発売から12年も経っていたんですね。

……思えば僕が初めてバイオハザードに触れたのは高校生の頃。

ホラーを前面に押し出した演出に度肝を抜かれながら、ゾンビに噛み殺され、ハンターに首をはねられ、ヘビに殺され、変な植物に殺され……今思うと開発者がしかけた罠全部に綺麗にハマっていました。

操作が下手な僕にはなかなか大変なゲームでしたが、それでもあまりの面白さに夢中になってプレイしたものです。

めちゃくちゃ強いアリスですが、もし僕が彼女を操作したら最初のゾンビでやられてしまうので映画になりません

そして本格的に生活に支障をきたすレベルでハマったのが、初代から約2年後に発売された『バイオハザード2』。……受験生だったはずなんですけどね、僕。

そんなことはお構いなしに、買ってすぐ30時間ほど寝ずにプレイし続けた結果、僕自身がゾンビみたいな顔になっていたと後から家族に言われました。

さらに時は過ぎ、1999年。

ラクーンシティ完結編である『バイオハザード3』が発売されたときには、それはもう寝食を忘れてプレイ。比較的時間に余裕があったこともあって、当時の生活サイクルは「寝る、バイオ、食う、バイオ、寝る(以下ループ)」という感じになっていました。 あの頃の僕に「バイオハザードってどうよ?」みたいに話しかけても「おも    しろ」としか答えなかったと思いますね!

そうそう、『~3』といえば映画にも登場した追跡者ネメシスの……あっ。 すみません、いつの間にか僕自身のバイオハザード・ヒストリーばっかり語ってました……。

で、本当はこれから、僕がどれだけクレアに入れ込んでいたかという、読者の皆さんの人生に何のプラスももたらさない話を始める予定だったんですけど……じゃあ続きは飲み会で。

こちらは映画版『バイオハザードIII』に登場するクレア。できればポニーテールにしてほしかった!

……ともあれ、こんな風につい自分自身のバイオ史を語ってしまいたくなる特典映像「バイオハザード・ヒストリー」は、ゲームをプレイした方なら必見です!