クラリオンは5日、1DINサイズのCDレシーバー「DXZ385USB」「DB185MP」「DB185MPS」、防滴対応マリンCDレシーバー「CMD5」を発表した。発売は、1DINサイズCDレシーバーが3月上旬、マリンCDレシーバーが5月中旬。価格は、DXZ385USBが2万1,000円、DB185MP/MPSが1万5,750円、CMD5が5万4,600円となっている。
DXZ385USBは、フロントパネルにUSBポートを装備したCDレシーバー。音楽ファイルを保存したUSBメモリーやマスストレージクラスに対応したデジタルオーディオプレーヤーなどを接続して、そのまま音楽を再生することが可能だ。再生可能な音楽ファイルは、MP3/WMA/AAC。MP3/AACは320kbpsまでWMAは192kbpsにまで対応。VBRも使用可能だ。WMAではDRM 10にも対応する。なお、USBポートに接続したデバイスだけでなく、内蔵のCD部分でもMP3/WMA/AAC形式のファイルを再生できる。また、iPodをiPod付属のケーブルで接続した場合、DXZ385USB側で、選曲などの操作が可能になる。 フロントパネルには、3.5mmステレオミニジャックのAUX入力端子も装備されており、他の機器との接続も簡単に行うことができる。
また、オプションとして用意されているBluetoothトランシーバー「BLT370」(1万500円)を使用すれば、携帯電話などをワイヤレス接続することが可能だ。搭載されているアンプは、定格出力20W×4。ロードノイズに消されがちな50Hz付近の音をブーストする「マグナベースEX」や音楽ジャンルに合わせてイコライジングパターンを選択できる「Z-エンハンサープラス」などが搭載されている。
DB185MPは、USBを搭載しないCDレシーバー。ただし、AUX端子は装備されており、アナログではあるが、外部機器を接続することが可能だ。CD部分ではMP3/WMAファイルの再生が可能(AACには対応しない)。オプションのBluetoothトランシーバー「BLT370」への対応、「マグナベースEX」「Z-エンハンサープラス」の搭載、20W×4のアンプの定格出力など、DXZ385USBと共通の部分も多い。なおDB185MPSは、DB185MPのシルバーモデル。
CMD5は、船上での使用を目的に開発されたCDレシーバー。ASTMB117(塩/霧)規格、ASTMD4329(UV)規格、IPX5防滴規格(フロントパネル部)に対応しており、過酷な環境での安定動作が可能だ。CD部分ではMP3/WMA形式のファイル再生に対応。オプションの接続ユニット「EA1276A」(1万2.600円)を利用すれば、iPodをダイレクトに接続することも可能となる。また、Bluetoothトランシーバー「BLT370」も使用可能だ。なお、CMD5は、マリンショップやダイビングショップなどでのみ販売される。