お正月も明けて、今週は秋葉原も落ち着いた感じ。しかし、話題の『みなみけ』DVDがついに発売!! そんなほんわかムードで取材をしてたのだが、一本の電話で筆者は公衆の面前で「えーっ!? 」と叫んだのだった。その内容とは……?

今後どうなる? ハードの販売状況

それはあまりにもイキナリだった。1月10日、取材も終わりに近づいたところに、編集C氏から筆者の携帯に電話がかかってきた。内容は、すでに既報のとおり、ソニー・コンピュータエンタテインメントが「プレイステーション 3の20GB / 60GBモデルの国内出荷完了」を発表したとのことだった。これを聞いて、まず頭に浮かんだのはプレイステーション 2との互換性の問題。今後、ユーザーは新規にハードを購入する際、遊びたいゲームによって二者択一を求められることになる。ここにきてハード市場から目が離せなくなった。

松の内も明け、世の中も通常の生活に戻ったと思っていたら……「成人の日」をすっかり忘れていた。思い出させてくれたのは、アソビットゲームシティの『プレイステーション 3本体/おとなのおもちゃ箱』。内容は、元旦特別企画で紹介した『福袋』と同じもの? ちなみに、価格は成人特価のジャスト50,000円。

『プレイステーション 3本体/おとなのおもちゃ箱』。お得な価格になっている。ちなみに同梱されているプレイステーション 3はHDD40GBのもの

プレイステーション 2のアソビットゲームシティでの在庫は、「チャコールブラック」のみが確認できた。Xbox 360の「バリューパック」「エリート」はともに在庫を確認。そして、プレイステーション・ポータブルは、既報の新色「ミント・グリーン」の告知が目立つところに配置されていた。予約はまだ開始されていないようだったが、これからプレイステーション・ポータブルの購入を検討している人は要チェックだ。

アソビットゲームシティのプレイステーション 2在庫状況

Xbox 360の「バリューパック」「エリート」ここのところ、潤沢な在庫らしい

プレイステーション・ポータブルの新色の「ミント・グリーン」。これで7色となった

アソビットゲームシティで、何やら面白そうなものを発見したので紹介する。テルテンより発売されている「GP2X-F200」というガジェット、もともとは韓国GameparkHoldingsが製造しており、昨年の12月1日に出荷が発表されていたが、やっと秋葉原の店頭でもお目にかかれることができた。"ヒトの手の平の上で遊ばれるんじゃダメだ。ジブンで創る携帯ゲーム機"をキャッチコピーに、自分でゲームを作ることを前提として開発されたLinux搭載のマシンだ。

兄弟機である「GP2X-F100」は、昨年で生産を終了したらしく、現在は「GP2X-F200」のみの販売。インタフェースはタッチスクリーンのほか、携帯ゲーム機のように4方向のキー(8方向にも対応)と8個の操作ボタンが配置されている。ビルトインされているゲームは5種類だが、同梱のCDには19種類が用意されている。内容はさまざまなジャンルのゲームがそろっているが、そのほとんどが韓国製ゲーム? ショップでの価格は24,800円。

「GP2X-F200」本体は、よくある携帯ゲーム機やムービープレイヤーな形状

新作は少なめ。代わりにビッグタイトルの予約のお知らせなど

ゲームの新作は、グローバル・A・エンタテインメントからプレイステーション・ポータブル専用ソフト『零式艦上戦闘記 弐』が10日に発売された。本作はタイトーから発売されているプレイステーション 2用の同名ソフトをプレイステーション・ポータブル用に移植したもの。舞台は、第二次世界大戦時の空。"歴史にIfがあるのならば"をテーマに作られたゲームで、有名な零戦をはじめとする戦闘機を操ってのフライトシューティングとなっている。また、戦闘機ファンにはたまらない名機や試作に終わったものを含めた約60機をコレクション可能。ショップでの価格は4,380円。

続いてはマーベラスエンターテイメントより、Wii専用ソフト『家庭教師(かてきょー)ヒットマン REBORN ドリームハイパーバトル! Wii』が同じく10日に発売開始。集英社の「週刊少年ジャンプ」連載やTVアニメも放送され、すっかりお馴染みの『家庭教師(かてきょー)ヒットマン REBORN』。今回のプラットホームはWiiで、ジャンルは対戦"マフィアアクション"となっている、初回限定同梱特典は"フゥ太のランキングブック・ファイル"。メーカー希望小売価格は7,140円。

『零式艦上戦闘記 弐』のパッケージ

『家庭教師ヒットマン REBORN ドリームハイパーバトル! Wii』のパッケージ

新作ではないのだが 10日にフロム・ソフトウェアから『ARMORED CORE 4 (The Best Collection)』(プレイステーション 3版)と『ARMORED CORE 4 (Xbox 360 プラチナコレクション)』(Xbox 360版)が同時発売された。ショップでの価格はともに2,580円と手に取りやすい価格となっている。

『ARMORED CORE 4』。写真左がThe Best Collection(プレイステーション 3版)、右がXbox 360 プラチナコレクション(Xbox 360版)のパッケージ

昨年末、秋葉原の話題をさらっていったバンダイナムコゲームスのプレイステーション・ポータブル専用ソフト『涼宮ハルヒの約束』は、残念ながら売り切れ。ハルヒは今年も強い!?

続いては発売延期のお知らせ。すでにご存知かとは思うが、角川書店より発売されるプレイステーション 2専用ソフト『らき☆すた~陵桜学園 桜藤祭~』の「DXパック」と「通常版」の発売日だが、当初昨年12月20日となっていたのが今月24日に延期になった。アソビットゲームシティでは「ご予約は継続となっておりますのでご安心ください」とのこと。

『涼宮ハルヒの約束』売り切れのお知らせ

『らき☆すた~陵桜学園 桜藤祭~』発売延期のお知らせ

今週は、人気ゲームの予約案内についてもレポート。まずはカプコンから3月13日に発売予定の『モンスターハンターポータブル 2nd G』の予約受付の様子から。アソビットゲームシティでは、アクリルケースにパッケージやPOP、そしてプレイステーション・ポータブルまで入れてのアピール。言うまでもなく、人気ゲームなので早めの予約をオススメ。同店での発売予定価格は4,280円。

同店の店頭脇で大々的に告知されていたのが、任天堂から発売される『大乱闘スマッシュブラザーズX』。発売予定日は今月24日。予約を締め切っている店舗もあるなか、同店ではギリギリまで受け付ける模様だ。確実に手に入れるためには即予約が必須かも。こちらの発売予定価格は5,980円。

『モンスターハンターポータブル 2nd G』予約受付の様子

『大乱闘スマッシュブラザーズX』予約受付の様子

「TVから3メートルは離れて見やがって下さい」が今週の目玉!!

今週、華々しく店頭を飾ったのはキングレコードより9日に発売されたDVD『みなみけ 1』だった。この作品は講談社の「週刊ヤングマガジン」で連載されており、ファン念願のアニメ化となったものだ。今回発売されたのはミニドラマCD付きの期間限定版。南家の3姉妹(春香、夏奈、千秋)の"ごくごく平凡な日々"の話なのだが、これがなんとも面白い!! ちなみに、写真のマネキンが被っている広島カープの帽子だが、これにもしっかり意味がある! わからない人はぜひDVDを購入して、第2話を見てほしい。ショップでの価格は6,080円。

『みなみけ 1』期間限定版のパッケージ

華やかに店頭を飾った『みなみけ 1』

実はしっかり意味のある広島カープの帽子

CDは5pb.から、村田あゆみの『HiKaRi』(DVD付き限定版)が9日に発売された。このシングルは今年4月に発売予定のプレイステーション 2専用ソフト『プリズムアーク -AWAKE-』の2nd OP/EDとなっている。

村田あゆみの『HiKaRi』コーナー

年明けはこんなもの

今週の紹介は1点のみ。こんな週もある……ということで。決して筆者がサボってるわけではないので……念のため。クルシマ製作所から「やすみちゃんシリーズ」より「ホリディ(Summertime2)」が発売された。1/6スケール(全高265mm)のコールドキャスト製塗装済完成品。脚のライン部分など、かなりのこだわりを感じる造りだ。ショップでの価格は17,640円。

愛らしいポーズと脚線美が印象的な「ホリディ(Summertime2)」

おまけ&取材を終えて

はや3回目を迎えた、スコープドッグ&キリコの陳列ドッキリ。今週は前回、前々回の場所になかったので、終わったのかな? と油断したが甘かった。今回はいつもと反対側に……しかも、「スコープドッグ in スコープドッグ」とは。またまたヤラレタ感でいっぱいに。念のため補足しておくが、スコープドックが陳列されているのは、バンダイビジュアルから昨年10月に発売され、第2巻が12月21日に発売された『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』シリーズの販促。キリコもいますが、良い子は凝視しないほうがいいと思われます。

筆者は大のボトムズファンなので、こういうディスプレイには妙に飛びついちゃいます

今週は本当にアイテムが少ない週だった。が、そこに飛び込んできた「プレイステーション 3の20GB / 60GBモデルの国内出荷完了」のニュース。さて、これが今後のハード戦争にどんな影響を及ぼすのか? また来週からはゲーム、DVD、CD、フィギュア再び活気を取り戻してくるだろう。そんな期待を胸に秋葉原を後にした。