米Quigley Publishing Companyは恒例の「Top Money-Making Star(最も興行収入に貢献したスター)」を発表した。この調査は映画配給会社に対し、前年最も興行収入をもたらしたと考えるスター10人を選出させるというもので1932年に始まって以来、今回で76回目を数える。今では最も信頼できる指標の1つとされている。
1位に輝いたのは2年連続の受賞となるジョニー・デップ。2位に『アイ・アム・レジェンド』で地球最後の男を好演したウィル・スミスがランクイン。3、4位にはジョージ・クルーニーとマット・デイモンの『オーシャンズ13』メンバーが仲良く名を連ねた。マット・デイモンがトップ10に入ったのは意外にも今回が初めて。永続的な人気を誇り、1983年以降20回もトップ10入りし、内3回は首位というトム・クルーズは『大いなる陰謀』の思わぬ不振で7位に甘んじた。
1月19日には最新作『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』が日本公開されるジョニー・デップ |
1位から10位まで全て男性俳優で占められたが、女優が1人もランクインしていないのは1983年以来のことだという。そして今後、ランク入りするであろう期待の俳優として、『トランスフォーマー』で主演したシャイア・ラブーフ、そして予期せぬ妊娠をしてしまった女子高生役が見事にハマった『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジが選出された。
順位 | 俳優名 | 2007年の代表作 |
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1 | ジョニー・デップ | 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 |
2 | ウィル・スミス | 『アイ・アム・レジェンド』 |
3 | ジョージ・クルーニー | 『オーシャンズ13』 |
4 | マット・デイモン | 『ボーン・アルティメイタム』 |
5 | デンゼル・ワシントン | 『アメリカン・ギャングスター』(日本公開は2008年2月1日) |
6 | ラッセル・クロウ | 『アメリカン・ギャングスター』 |
7 | トム・クルーズ | 『大いなる陰謀』 |
8 | ニコラス・ケイジ | 『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』 |
9 | ウィル・フェレル | 『俺たちフィギュアスケーター』 |
10 | トム・ハンクス | 『Charlie Wilson's War』 |