Colobockleの仕掛け絵本「世界の民族衣装」発表記念展"Janetta World"が12月14日より、渋谷パルコ(東京都渋谷区)パート1・B1階のLOGOS GALLERY (ロゴスギャラリー)で開かれる。"Colobockle"の描きだす不思議空間で、子供の頃のピュアな心を取り戻しながら楽しむことができるという。開催期間は12月25日まで。

(C) Colobockle          

絵本をはじめイラストレーション、雑貨のデザインからハンドメイドまで、様々な作品の中にマテリアルの面白さを引き出したオブジェとグラフィックで独自の世界観を展開している"Colobockle(コロボックル)"。Colobockle Inc. は、大阪芸術大学デザイン学科を卒業した立本倫子さんが今年設立。子供たちの日々の生活に目を向けて、身近にあるものをデザインし、純粋に心に残るモノを創っていきたいという想いから生まれたとしている。

立本さんは子供向けの映像制作会社で勤務後退社し、2001年、子どものマルチメディアを企画制作するレーベルColobockleを立ち上げ、絵本作家、イラストレーターとして様々な仕事を手掛ける。主な仕事に、AGFブレンディーコーヒーTVーCF、明治製菓ミルクチョコレート新聞広告、ユニクロTシャツ&絵本、東急電鉄PRポスター、NHKみんなのうた、おかあさんといっしょ、ポンキッキ等、他多数がある。著書の新刊絵本は『ことりのゆうえんち』(PHP研究所)、『アニーのちいさなかばん』(学研)、『プレゼントなあに? 』(ブロンズ新社)など。

展覧会は、Colobockle Inc. から今秋新しくデビューするブックレーベル"Janetta(ジャネッタ)"の第1弾作品、仕掛絵本『世界の民族衣装』の発売を記念して企画された。(Ja)じゃれる、(ne)ねむる、(ta)たべる。この3つの言葉の頭文字をとって名づけた"Janetta"は、日々の出来事、生活、学習、文化などあらゆるテーマで、子供の視点で考えて表現し純粋に心に残る知育絵本、季刊誌等の書籍や映像を創っていきたいという想いから生まれた。

"Janetta"の第一弾作品の仕掛絵本は、どの民族衣装も"Colobockle"が選んだ素敵な衣装ばかり。世界に実在する民族衣装のデザインを、"Colobockle"の感覚でアレンジしている。見開きの右ページには、18カ国の民族衣装を着た男の子と女の子が36ページに渡って描かれ、頭、体、足、の3分割に切り分かれている。たとえば、それぞれのページをめくると各国の衣装の頭、体、足がいろいろな組み合わせになり、ヘンテコな衣装になったりする。また各ページには、その国々のあいさつの言葉や、国旗、国名も描かれている。

今回展示されるのは、各国の民族衣装のコラージュ作品や各国の民族衣装の限定ポスター、クリスマスツリーなど。そのほか世界の民族衣装アートグッズや"Colobockle"クリスマスグッズ、"Colobockle"新作グッズ(お弁当箱、リュック、バッグ、キーホルダー、ぬいぐるみ)、立本さんの新刊絵本などが販売される。

12月16日14時~16時には、ワークショップ「Colobockleといっしょに国旗や民族衣装をデザインしよう! 」が行われる(要予約で定員に達し次第締切)。参加費は500円(作製キット代を含む)。12月22日15時からは、Colobockleサイン会もある。会場で書籍を購入し、希望すると先着で整理券が手に入る(定員に達し次第終了)。入場無料。開催中無休。10時~21時(最終日は17時で終了)。

(C) Colobockle