JR東日本は4日、9月1日に電子マネー「Suica」の加盟店が20,000店を突破したことを明らかにした。Suica加盟店とは、顧客が支払い時にSuicaを利用できる店のうち、JR東日本もしくはJR東日本と提携しているカード会社等と契約している店舗をさす。ちなみに、2007年8月末現在、Suicaが利用できる店舗は約22,000店。このうちSuicaの加盟店はおよそ9割を占めている。
2001年11月、乗車券機能を持つ非接触式ICカードとしてスタートしたSuicaは、2004年3月に電子マネーサービスを開始。それ以降、駅ナカの店舗から街ナカのコンビニエンスストア・ショッピングセンター等まで加盟店を広げてきた。2006年12月に加盟店が10,000店を突破するまで2年10カ月を要したが、今回はそれからわずか9カ月で20,000店に達した。
その起爆剤となったのは、3月18日よりスタートしたPASMOとの電子マネー相互利用サービス。8月のSuicaとPASMOの電子マネーとしての利用件数は、約2,000万件。1日当たりの最大件数は760,000件を超えている。前述の加盟店10,000店突破のタイミングである2006年12月と比較すると、1カ月間及び1日当たりの利用件数はともに約2倍で、店舗数とほぼ比例して伸びている。