東京おもちゃショーに出展されたおもちゃはまさに膨大。そこでまずは2007年のトレンドを象徴するものとして、多数のメーカーが同じアイデアから生み出したと思われる注目の新商品を、まとめてピックアップしてみたい。2007年のキーワードは「エアギター」「暗い」「飛ぶ」「ハイブリッド」の4つ。ちなみに2006年のトレンドだった「脳トレ」「液晶トイ」はやはり淘汰が起こったためか、昨年に比べるとやや控えめな展開となっていた。

キーワードその1「エアギター」

まさに2007年こそが旬!(2008年は旬じゃないかも……)という、時代感覚あふれまくりなのがエアギターをモチーフにしたおもちゃ。昨年、エアギター世界大会で日本人タレントのダイノジおおち氏が優勝したことを受けてか、今年はネックタイプ、腕輪タイプ、ピックタイプ、ギターそのもの?……と一斉に様々なタイプのエアギタートイが出展されていた。本格的に弾きたいならネックタイプ、手軽に楽しむなら腕輪かピックタイプといったところ。

タカラトミーの「AIR GUITAR PRO」(7月発売予定・予価2,625円)。本体下部から出る赤外線を右手でカットすると音が響く。初心者向けの「AIR GUITAR ウクレレ」も同時発売

メガハウスの「エアーミュージシャン Ver.ギタリスト」(予価1,890円)は腕輪タイプ。振るとギター音が鳴る仕組みで、ディープパープルの楽曲など5曲を収録。色は赤・青・銀の3色

ハピネットの「ROCK TAMASHII」(8月発売予定・予価1,200円)。ピックタイプでキーホルダーのようにぶら下げることもできる。4バージョンあり、それぞれ2曲ずつ収録

エアギターをある意味最も再現しているのがユーメイトの「エアギター」(7月発売予定・1,029円)。そのまんまである。形はLタイプ、Sタイプ、Vタイプの3種

動画
AIR GUITAR PROのデモ
エアーミュージシャン Ver.ギタリストのデモ
ROCK TAMASHIIのデモ

キーワードその2「暗い」

「暗い」と言っても地味なおもちゃのことではない。「暗い」場所で真価を発揮するのが、投影やイルミネーションという機能を持ったおもちゃ。その先駆けとなった家庭用プラネタリウム「ホームスター」は昨年も出展されていたが、今年は万華鏡タイプの新商品が数社から投入されていた。子供でも楽しめるが、高めの年齢層をターゲットにした商品が多くなっているのが特徴で、個人で楽しむのはもちろん、お店などのインテリアなど幅広く活用できるのも強みのひとつとなっている。

家庭用プラネタリウム「ホームスター」をヒットさせたセガトイズは「暗い」場所で活用できる新商品を続々投入。専用ブースを設けて大々的なアピールを行っていた

セガトイズの「プライベートオーシャン」(10月6日発売予定・予価14,490円)。大型高解像度液晶で手軽に海中散歩が味わえる。こちらは沈没船? 明るい場所でも楽しめる

同じくセガトイズの「東京タワー2007」(7月7日発売予定・予価13,330円)。ライトアップ機能がウリだが、本体自体も実物の3Dデータからミニチュア化を行った精密なもの

学研トイズの「ニューブロックプラス イルミネーションブロック 東京タワー」(8月発売予定・予価7,825円)は、ライトアップだけでなく組み立てる楽しみも盛り込んでいる

ハピネットの「投影式万華鏡(仮)」(9月発売予定・予価10,290円)。懐中電灯タイプなので、置いて使うだけでなく持って好きな場所を狙うことができる

上下逆にセットすればルームランプに。姉妹品にシャワータイプの「アクアレイン」(発売中・3,129円)、観葉植物タイプの「リティカ・プラント」(10月発売予定・予価3,129円)

ユーメイトの「幻想空間 万華鏡」(9月発売予定・予価12,800円)。付属のビーズでオリジナルの万華鏡も作れる。姉妹品の「幻想空間 オーロラ」(発売中・6,090円)も