ファミリーマートは7月10日より、おサイフケータイを活用したクレジットサービス「iD(アイディ)」とプリペイド型電子マネー「Edy(エディ)」の取扱いをファミリーマート全店舗に拡大する。

「iD」は、店舗に設置した専用の決済端末におサイフケータイをかざすだけでクレジット決済が可能なサービス。また、「Edy」はビットワレットが運営するプリペイド型の電子マネー。ファミリーマートでは今まで「iD」と「Edy」の取り扱いを一部店舗にて実施していたが、「iD」と「Edy」の決済が一度に行える共用決済端末の導入が完了したため、全店舗での取り扱いを開始する。同社は「iDとEdyが全店で共用決済端末を介して利用できるようになるのは、コンビニエンスストア業界で初めて」としている。

導入時は、決済(iD、Edy対応)とチャージ(Edyのみ対応)からスタートするが、将来的にはこれらの決済サービスに関連した様々な新サービスを提供していくという。「iD」については2008年5月末までに、ファミリーマートのポイントカードである「ファミマカード(クレジット機能付)」に「iD」の決済機能を追加した「ファミマiD(仮称)」を提供。また、おサイフケータイで取得できる電子クーポン「トルカ」も利用できるようにする。さらに、返金される「Edy」を翌月まとめて提供する「Edyギフト」を2008年春頃までにファミリーマートでも受け取れるように、サービスの提供体制を整えるとしている。

また、ファミリーマートでは、「iD」「Edy」のサービス開始に伴い、ANA旅行券50,000円分などが当たるキャンペーンを7月10日から8月13日まで実施する予定。ただしキャンペーンの応募は「Edy」の決済、チャージおよび「iD」決済の利用者に限られる。