セブン&アイ・ホールディングスは21日、電子マネー「nanaco(ナナコ)」の発行件数が100万枚を突破したと発表した。サービス開始から1カ月弱での100万件突破に同社は「28日にはセブン-イレブン全店でのサービスを開始するので、nanacoがさらに大きく飛躍するきっかけになれば」と話している。
nanacoは4月23日から東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗(町田市を除く)でサービスを開始。5月14日からは栃木県・群馬県・茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・岩手県・宮城県・山形県・福島県・新潟県および東京都町田市の11県と1市にサービスエリアを拡大し、現在、約6,300店舗でnanacoを利用できる。
発行件数の内訳はnanacoカードが約85%、nanacoモバイルが約15%だった。サービスを開始した4月23日の週には20万枚を突破。関東全域のセブン-イレブンで利用可能になった5月14日には50万枚を超え、その1週間後(開始後29日目)には100万枚に達した。今後の展開としては、28日にセブン-イレブン全店(約11,700店舗)、今秋以降はイトーヨーカドー及びデニーズでのサービスを開始する予定。「来年5月までには1,000万枚の発行を目指す」(同社)という。
nanacoカードの発行手数料は300円だが、nanacoモバイル(おサイフケータイ)であれば無料。PC専用サイトか携帯サイト、もしくは店頭に設置されている「入会申込書」で登録した後、店頭で申し込むと即時発行となる。nanacoで支払いをすると100円ごとに1ポイントが付与され、貯めたポイントは、1ポイントに付き1円相当の電子マネーに交換することができる。チャージ上限額は29,999円。