4月4日、都内で『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の男性サラリーマン限定 "男泣き試写&居酒屋座談会"が行われた。ゲストとして来場したジャガー横田は人目もはばからず号泣、映画のテーマでもある親子愛の大切さを訴えた。

4月4日、都内で映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の男性サラリーマン限定"男泣き試写&居酒屋座談会"が行われた。これ以前に実施した試写で、多くの男性鑑賞者が声をあげて号泣する場面が多々見られたため、急遽、男性だけを集めた試写会が企画されたのだという。

開始予定時刻を目掛けてスーツ姿の20代、30代のサラリーマンが続々と集う中、シートに陣取る紅一点の姿を発見。ゲストのジャガー横田だった。

ジャガー横田、木下博勝夫妻

会場は男性サラリーマン一色

ジャガー横田は夫の木下博勝氏と一緒に夫妻で来場し、上映中は、嗚咽する男性サラリーマンに混じって号泣。鑑賞後、取材陣の前に現れたときも、ストーリーを思い出して涙を溢れさせながらも必死に親から子への愛、そして子から親への愛を語った。

感涙にむせぶ妻・ジャガー横田

一方、夫の木下氏は飄々と語る

「ナントカの眼にも涙じゃない? 」とチャカすと…

「むかつく! フザケルナー!! 」

「昨年、大維志(たいし)を産んでわたしも母になりました。劇中で幼い「ボク」が出てくる場面では、うちの大維志がもう少し大きくなるとこんなかんじになるのかな、と母の気持ちになって見ていました」と、感慨深げ。その一方で、「ボク」が大人になった場面では自身が子供の目線で母を思い出すそうで「どちらの場面もすんなり自分に置き換えて見れて、心に残った。自分を見直せるし、反省した。親孝行を改めてしたいな、と思わせた映画でした」と、言うと、また映画のシーンを思い出すのか、ティッシュを取り出して涙をぬぐった。

一方、ほとんど親孝行をしたことないという夫の木下氏は「そんな自分が恥ずかしい。さっそく見たがっている相撲の五月場所のチケットをとって送ってあげなくちゃ」と気持ちを新たにしていた。

木下「『時々、オトン』って、僕は時々!?」
ジャガー「そうだよ! 大維志、あんた見ても笑わないじゃん! 」

なんだかんだ言っても仲のいい夫妻

主人公と年代が近い男性サラリーマンに限定したこともあり、上映後は余韻に浸るべく全員を居酒屋に招待。映画史上初であろう「居酒屋飲み会付き試写会」となった。

「ドラマや本でストーリーは知っていたけど、それでもグッときた」「自分も地方出身者なので、主人公が上京するシーンに共感した」「親の期待に応えられない自分に対して胸が痛くなった」「優しい気持ちになった。母の日も近いし、何かプレゼントを送らなきゃ」と予想どおり、居酒屋では故郷の母親への思いや親孝行計画といった話題に華が咲いていた。しかし、実際の親孝行は難しいようで「母がパソコンが欲しいというのでビスタの新型を買ってあげた。なのに『ワンセグが見れない』と怒られた」と嘆く方も。現実は厳しい。

参加者のみなさま。手前右から森元さん、吉田さん、奥右から田村さん、得能さん

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は4月14日、全国松竹系でロードショー。