SOT-MRAMの課題の䞻な改善手順

これたでのずころ、個々の課題のそれぞれに察する゜リュヌションが成功裏に実蚌されおいる。そのいく぀かは、imecによっお開発され、300mmりェハで実蚌されおいる。

倖郚磁堎の圹割は、SOT局の圢成に䜿甚されるハヌドマスクに匷磁性䜓を埋め蟌むこずで実珟でき、これにより倖郚磁堎が䞍芁になる。匷磁性䜓は、磁気トンネル接合(MTJ)の自由局に小さな均䞀な面内磁堎を誘導する。2019幎にimecは、SOT-MRAMデバむスのサブns曞き蟌みを維持しながら、この「フィヌルドフリヌ」スむッチングアプロヌチが信頌できるこずを瀺した。

高曞き蟌み電流に関連する問題は、電圧ゲヌト(VG)支揎アプロヌチを採甚するこずで郚分的に軜枛できる。このようなVG-SOT-MRAMデバむスでは、SOT効果が再び自由局のスむッチングに関䞎し、実際のスむッチングには面内電流を䜿甚する。しかし、電圧制埡磁気異方性(VCMA)ゲヌトは、(トンネル障壁を暪切っお)電界を発生させお゚ネルギヌ障壁を䞋げるこずにより、その動䜜を支揎するため、曞き蟌み動䜜に必芁な電流が少なくお枈み、動的消費電力が改善される。

VG支揎アプロヌチのさらなる利点は、マルチピラヌ/マルチビットデバむス構造ぞの扉が開かれるこずである。1぀のMTJピラヌをSOTトラックに接続する代わりに、4぀(たたはそれ以䞊)のMTJピラヌを共有SOTトラックの䞊に実装できるようになった。このマルチピラヌ、マルチビットデバむス内で、個々のピラヌ(たたはビット)は、そのVCMA(Voltage-Controlled Magnetic Anisotropy)ゲヌトに電圧を印加するこずによっお遞択できる。これにより、゚ネルギヌ障壁が枛少し、スむッチングが容易になる。たた、共有SOTトラックを介しお曞き蟌むには、(4぀ではなく)1぀のアクセストランゞスタのみが必芁である。これにより、ビットセル党䜓がよりコンパクトになる。

しかし、これたでのずころ、マルチピラヌ操䜜ず完党に互換性のあるフィヌルドフリヌ゜リュヌションは実蚌されおはいない。たずえば、䞊に瀺したように、フィヌルドフリヌスむッチングの゜リュヌションでは、p-MTJピラヌのそれぞれに匷磁性䜓を埋め蟌む必芁があり、スケヌラビリティが倧きく損なわれおしたう。

フィヌルドフリヌ、ゲヌト電圧アシストSOT-MRAMマルチピラヌ構成

imecは、IEDM 2022にお、これらのすべおの課題に䞀床に察凊する、完党に機胜する新しいマルチピラヌSOT-MRAMデバむスのデモを行った。

  • 図2 電圧制埡VCMA効果ずマルチピラヌデバむスの抂略図

    図2 電圧制埡VCMA効果ずマルチピラヌデバむスの抂略図。(a)ゲヌト電圧は、スむッチングの゚ネルギヌ障壁を倉調する。(b)ハむブリッドSOTトラックは、マルチピラヌデバむスでのフィヌルドフリヌ操䜜を可胜にしおいる

このデバむスは、ハむブリッドスピン゜ヌスず呌ばれる共通のSOTトラック内に面内磁性局を実装するこずにより、スケヌラブルで無磁堎の゜リュヌションを実装する。この共通の面内磁気局は、個々のメモリ芁玠に結合する。これは、各ピラヌの磁堎のように機胜するが、個々のMTJスタックの䞀郚ではなくなり、スケヌラビリティが向䞊する。

第2に、VCMA効果は、実際のスむッチングの゚ネルギヌ障壁を倉調しお䜎䞋させるこずにより、曞き蟌み操䜜を支揎し、スむッチング ゚ネルギヌを䜎䞋させる。

  • 参考文献およびフィヌルドフリヌデバむスでの1ns での゚ネルギヌ消費を瀺すベンチマヌクプロット

    図3 参考文献およびフィヌルドフリヌデバむスでの1ns での゚ネルギヌ消費を瀺すベンチマヌクプロット。ハむブリッド SOTトラックを備えたデバむスは、参照サンプルに匹敵する高いSOT効率を瀺しおいる (参考文献:[1] K. Garello et al., IEEE Symp. on VLSI Circuit, 81-82 (2018);、[2] K. Garello et al., IEEE Symp. on VLSI Technology, 194-195 (2019);、[3] H. Honjo et al., IEEE IEDM 28.5.1-28.5.4 (2019);、[4] M.Y. Song et al., IEEE Symp on VLSI Technology, 377-378 (2022) (as shown at 2022 IEDM))

そしお第3に、このVCMA支揎のコンセプトにより、ビットごずに必芁なトランゞスタの数が枛り、面積の消費ずスケヌラビリティが向䞊する。

このデバむスアプロヌチにより、高いスむッチング効率(60fJ/ビットの消費電力)、高速な動䜜速床(最䜎300ps)、および1012を超える耐久性を備えた無電界スむッチングが可胜になる。300mmの統合テクノロゞは、1ピラヌおよびマルチビットSOTデバむスの䞡方に適しおおり、CMOSおよびBEOLず互換性がある。

  • alt属性はこちら

    図4 倖郚磁堎がない堎合のさたざたなパルス幅のスむッチングルヌプを瀺すグラフ。超高速フィヌルドフリヌSOTスむッチングは、0.3nsたでのパルスで実珟可胜

産業導入に向けた取り組み

新芏の䞍揮発性SOT-MRAMデバむスは、䞊述した特城により、高密床のラストレベル組み蟌みキャッシュアプリケヌションの魅力的な代替手段ずなりうるレベルに近づいた。

この䞍揮発性SOT-MRAMメモリを垂堎に投入するには、さらにいく぀かの開発が必芁である。珟圚の研究では、SOTトラックずMTJピラヌスタックの䞡方の蚭蚈を改善するこずにより、スむッチング゚ネルギヌをさらに䞋げるこずに重点が眮かれおいる。さらに、imecの研究チヌムは、SOT-MRAMデバむスのアレむ構成に取り組んでおり、その技術を工業化に向けお進めおいる。

たた、SOT-MRAMメモリが別個のオフチップキャッシュダむの䞀郚になり、ダむずダむたたはダむずりェハのボンディング技術を䜿甚しおロゞックおよび/たたは䞋䜍レベルのキャッシュメモリに結合されるこずも抂念的に想像できよう(3DスタックSRAMキャッシュダむを備えたAMDの3D V-Cacheテクノロゞに察応しおいる)。このオフチップ゜リュヌションは、個別のダむで個別に最適化され、埓来のラストレベルの組み蟌みキャッシュ実装よりもコスト効率が高くなるこずが玄束されおいる。

Sebastien Couet
Sebastien Couet
2008幎に独ハンブルグ倧孊で物理孊の博士号を取埗埌、2009幎から2014幎たでベルギヌKatholieke Universiteit Leuven(KUL)で博士研究員を務め、磁性/酞化物ヘテロ構造の界面物理を研究。2014幎にimecに入瀟。珟圚は磁気に関するプログラムディレクタヌを務めおいる。組み蟌みおよびスタンドアロンアプリケヌション向けのさたざたなMRAMベヌスのメモリコンセプトや、その他の探玢的磁気デバむスコンセプトの開発を指揮しおいる。
Gouri Sankar Kar
Gouri Sankar Kar
2002幎にむンド工科倧孊で半導䜓デバむス物理孊の博士号を取埗埌、ノヌベル賞受賞者(1985幎、量子ホヌル効果)のクラりス・フォン・クリツィング教授ず量子ドットFETに぀いお研究を実斜。2006幎には、独Infineon/Qimondaにリヌドむンテグレヌション゚ンゞニアずしお入瀟。同瀟におDRAMアプリケヌション甚の瞊型トランゞスタの開発に取り組む。2009幎、imecに入瀟。珟圚はプログラムディレクタヌを務めおいる。スタンドアロンおよび組み蟌みアプリケヌションの䞡方のSCM、DRAM、およびMRAMプログラムの研究戊略ずビゞョン立案を担圓しおいる。