8月に入りました。夏休みも本番という感じですねー。

で、今年の夏は、星空の楽しみが豊富です。金星が最も明るく輝き、流星が乱舞し、夏の大三角と天の川を探し、ネットを使えば地球の裏側で起こる月食と日食が楽しめます。さらに、月の満ち欠けを楽しむのなら、15日以降ですよ。

今回は、夏休み8月の星空の楽しみを、日を追って紹介します。

全期間

金星の輝き

このところ、日が沈んで10分もすると、西の空に明るい星が見えます。金星です。金星は、夜空で最も明るく輝く星で、その明るさは平均的な1等星の100倍にもなり、圧倒的に明るいので、間違うことはないでしょう。

ただ、夜8時をすぎるとぐんぐん低くなり、間もなく沈みます。また、見やすい時期が毎年変わります(表)。それでも今年の夏休みは見える時間が長く、最高の条件です。図は夜7時に金星の見える方向と高さです。東京のものです、大阪より西だと7時30分と考えてください。まあ、日本全国似たような感じです。

西やや南の地平線付近を見れば間違いないですよ。

  • 金星を夕方の空に楽しめる時期

    表.金星を夕方の空に楽しめる時期

  • 2026年8月 夜7時の金星の位置(東京)

    2026年8月 夜7時の金星の位置(東京)

夏の大三角と天の川を探す

3つの1等星、ベガ、アルタイル、デネブで作る、夏の大三角。小学校で紹介されることが多いですな。こちらはその名の通り、夏中、なんなら秋が深まって見えます。

金星よりはだいぶ暗いですが、見えるのはほぼ一晩中ですのでじっくり楽しめます。夜8時くらいだと、東よりの空高くに見えます。

一番上の明るいのがベガ=織姫星。南寄りにちょっと離れたところにあるのがアルタイル=彦星。もう一つ、北よりにあるのがデネブです。

  • 夏の大三角

また、天の川はこの大三角の中を通ります。図ではうっすら入れてみましたが、実際、東京や大阪などの都会付近ではなかなか見えません。でもお盆のころは都市活動もおさまり、真夜中ならもしかしたら存在が分かるかもー。

なお、双眼鏡でこの辺を見ると、他の場所より明らかに星が多いのが分かります。たくさんの星でできている天の川の効果が表れます。

8月13日未明 スペインなど皆既日食

8月13日の日の出前に、皆既日食があります。スペイン~アイスランド~グリーンランドで見られます。見える範囲はこちら

もちろん、太陽が見えないのですから、日本では見えません。が、ネット中継が行われます。

NASAほかで中継が予定されています。日本で13日未明ですので、昼になったら録画になっていると思われます。リアタイの場合は時間に注意してくださいませ。

8月12~15日 流星が乱舞する

毎年、8月12~15日の夜9時~明け方までは、年間を通じても流星が多く見られます。だいたい平均の10倍に達します。ペルセウス座流星群の活動があるからでございます。

ただ、ふだんが1時間に1個程度の都心だとそれが10個になるというところで、明後日の方向をみていて見落とし、も考慮すると、10分から20分がんばって1個か2個見えるかあーというところですな。

天の川がよく見えるようなところだと極大事には1時間に最大50程度の流星が数えられます。あ、また流れたといった感じで楽しめます。流星の見方のコツは、どこでもサイエンスの第91回あたりも参考にしてくださいませ。

なお、流星により、普段聞こえない放送や通信が聞こえることがあります。これを利用して、流星を観測する方法があります。天候や昼夜問わず、流星をとらえられます。そのデータ中継を黒部吉田科学館がやっていて誰でも楽しめます。いつもはノイズが聞こえるだけですが、流星が流れると「ポーン」という音が聞こえます。また映像でも信号が来ているのがわかります。繰り返しですが昼間でも観測できますので、楽しめますよ。

8月15日~ 夕空に月が見えるようになる

夕方の月の見える位置をお示しします。13日は日食=新月で見えません。14日は夕方早い時間に沈みます。見える可能性はあるけど、12日以前は未明の空に見えるので、夕方は見えません。宿題を考えていたら15日以降です。気を付けてね。

16日には最初にご紹介したように、金星と並びます。

21日には、さそり座の1等星アンタレスと並びます。

夏の月は比較的低空に見えるので、南~西の見晴らしがよいところでチェックが吉です。

  • 2026年8月の夕方の空の月の見え方(東京・7時30分)

    2026年8月の夕方の空の月の見え方(東京・7時30分)

8月28日 アメリカなどで月食

そんな月が28日には月食となります。日本ではまたまた見られませんが、夏の終わりにはこんなのもありますというくらいで。

では。