この宇宙・航空ニュースのまとめ

  • H3ロケット6号機(30形態試験機)、6月12日に種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から打上げ
  • 当初6月10日打上げ予定だったが、天候悪化予想を理由に2日延期
  • 衛星など低コスト打上げの“切り札”として期待がかかる30形態ついにデビュー
  • H3ロケット6号機(30形態試験機)の離昇の瞬間(撮影:大塚実氏)

    H3ロケット6号機(30形態試験機)の離昇の瞬間(撮影:大塚実氏)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット6号機(30形態試験機)の打上げを実施。6月12日9時53分59秒に種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から離昇した6号機は順調に飛行を続け、第1段エンジン停止、第1段と第2段の分離、そして第2段エンジンの燃焼までコマを進め、まずは2基の人工衛星を軌道投入。打上げは成功した。

  • H3ロケット6号機(30形態試験機)の打上げの様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    H3ロケット6号機(30形態試験機)の打上げの様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

  • 打上げ6分前の6号機の姿 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    打上げ6分前の6号機の姿 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

  • 打上げ6分前の6号機の姿 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    打上げ6分前の6号機の姿 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

  • RTFミッションでもある今回の6号機は、宇宙をめざして無事飛び立った(撮影:大塚実氏)

    RTFミッションでもある今回の6号機は、宇宙をめざして無事飛び立った(撮影:大塚実氏)

  • 30形態の特徴である、3基のロケットエンジンがよく見える 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    30形態の特徴である、3基のロケットエンジンがよく見える 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

  • 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)打上げライブ中継 (JAXA公式YouTubeチャンネル)

6号機は当初、6月10日に打上げを予定していたが、当日の天候悪化予想を理由として2日前の8日に打ち上げ延期を決定。その後、新たな打上げ日時を6月12日9時53分59秒に再設定、前日11日夜には大型ロケット組立棟(VAB)内での作業を終えて移動発射台(ML5)に乗せられ、第2射点(LP2)に設置された

既報の通り、H3ロケット6号機は固体ロケットブースター(SRB-3)を使わず、第1段の液体燃料エンジン「LE-9」を3基に増強するなど、日本の大型ロケットとして前例のないスタイルを特徴とする“30形態”(さんぜろけいたい)の試験機。人工衛星などを低コストで打ち上げる“切り札”として期待されている。

6号機では、「ロケット性能確認用ペイロード」(VEP-5)を搭載して飛行実証を行うとともに、小型副衛星6基の軌道投入も実施。また、2025年12月のH3ロケット8号機打ち上げ失敗を受け、その主要な原因と見られている衛星搭載アダプタ(PSS)に関してフライトデータを追加取得し、原因究明結果の裏付けに役立てることにしている。