この宇宙・航空ニュースのまとめ
- H3ロケット6号機(30形態試験機)、6月12日に種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から打上げ
- 当初6月10日打上げ予定だったが、天候悪化予想を理由に2日延期
- 衛星など低コスト打上げの“切り札”として期待がかかる30形態ついにデビュー
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット6号機(30形態試験機)の打上げを実施。6月12日9時53分59秒に種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から離昇した6号機は順調に飛行を続け、第1段エンジン停止、第1段と第2段の分離、そして第2段エンジンの燃焼までコマを進め、まずは2基の人工衛星を軌道投入。打上げは成功した。
6号機は当初、6月10日に打上げを予定していたが、当日の天候悪化予想を理由として2日前の8日に打ち上げ延期を決定。その後、新たな打上げ日時を6月12日9時53分59秒に再設定、前日11日夜には大型ロケット組立棟(VAB)内での作業を終えて移動発射台(ML5)に乗せられ、第2射点(LP2)に設置された。
既報の通り、H3ロケット6号機は固体ロケットブースター(SRB-3)を使わず、第1段の液体燃料エンジン「LE-9」を3基に増強するなど、日本の大型ロケットとして前例のないスタイルを特徴とする“30形態”(さんぜろけいたい)の試験機。人工衛星などを低コストで打ち上げる“切り札”として期待されている。
6号機では、「ロケット性能確認用ペイロード」(VEP-5)を搭載して飛行実証を行うとともに、小型副衛星6基の軌道投入も実施。また、2025年12月のH3ロケット8号機打ち上げ失敗を受け、その主要な原因と見られている衛星搭載アダプタ(PSS)に関してフライトデータを追加取得し、原因究明結果の裏付けに役立てることにしている。






