田中貴金属工業は1月31日、高いX線不透過性を有するとされるプラチナ(Pt)合金からなるワイヤなどの医療機器部材用貴金属素材群を、「Visi Fine」シリーズとして展開することを発表した。
素材開発力を活かし高信頼性の素材群を展開
近年の医療現場では、患者の身体への負担を軽減し傷口を最小限に抑える、低侵襲・非侵襲的な手術および治療がトレンドとなっている。これらの手法で主に用いられるカテーテル治療デバイスや医療用体内留置デバイス(以下「治療デバイス」)に対しては、患部への正確なアプローチや、体内組織との反応性の低さが求められるとのこと。また治療デバイスの体内での正確な位置を把握するため、X線照射したでの視認性も重要な要素だという。