中Will Semiconductor傘下のOMNIVISION Technologiesは、消化器、耳鼻咽喉科、整形外科、外科、歯科、獣医向けに使い捨て内視鏡やカテーテル向けに2.5mm×2.5mmで1500×1500画素(200万画素)を実現した1/7.5"超小型イメージセンサ「OH02B10」を発表した。

  • 使い捨て内視鏡向けイメージセンサ「OH02B10」

    使い捨て内視鏡向けイメージセンサ「OH02B10」 (出所:OMNIVISION)

ロングリーチが可能なデジタルインタフェース

OMNIVISIONのAntLinデジタルインタフェースは、OH02BイメージセンサとOCH2Bカメラを内視鏡カメラ部からCCU(カメラコントロールユニット)タワーに長さ4mに達する極細同軸ケーブルを4本備えており、ノイズや電磁干渉の影響を受けず、優れたビデオ品質を提供し、消化管内視鏡検査のような長距離アプリケーションで使用可能だという。

また、OH02Bイメージセンサは、同社の最新のPureCel Plus‑Sスタックダイ技術に基づいて構築されているほか、OCH2BはCameraCubeChipパッケージで提供される。

同社では、医療機器産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO 13485」を取得済みであり、医療機器メーカーはFDAの承認プロセスを合理化することができるとしている。また、OCH2Bは生体適合性と防水性も備えているとするほか、OH02Bはオートクレーブに対応しており、チューニングやキャリブレーションを必要としないとしている。