ORAN Solution
2つ目はORAN Solution。既に同社はsensAI/mVision/Sentry/AutomateといったSolution Stackを提供しているが、今回はこれに続くものとなる(Photo08)。
ORANに関しては様々な会社がビジネスチャンスを狙って参入しているのはご存じの通り。Latticeも例外では無いが、同社の場合は例えばRFの制御とかプロトコル制御などではなく、もっと下回りの制御とか電源管理などを狙っている。ここに今回ORAN Stackを提供する事で、採用事例を増やそうというものだ(Photo09)。
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Photo09:左が最初の段階で、RRUの中のRRUそのものの制御に2つ、BBU/RRUに1つ採用されていた。5Gではここに電力管理やBridgingを加え、採用個数を4つ(1.3倍に)。今回はORAN Stackの提供でこれを6つ(1.5倍)にする事を狙っている、という話だ
ORAN Stackで提供されるものの一覧がこちら(Photo10)。
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Photo10:Software toolsはRadiant/Propel共に既に対応済である。黄色/白が意味を持つのはSoftware tools以外の項目である。IEEE1588とかは今後の対応な訳だ
黄色の文字の部分が現在提供されている機能で、白い文字は今後提供される予定の機能となっている。まずはSecurity機能に対応する形で、今後はより高度な制御に対応したい、としていた。
ちなみに現状対応しているSecurity周りの実装がこちら。Host CPUからPCIe経由でAcceleratorとして動作する形で、ここで必要なSecurity要件を満たせる、としている。
競合が多い分野だけにそうそう簡単に喰い込めるわけでもないが、最近はPrivate 5G(日本で言うところのLocal 5G)向けのORANベース機器に手を上げるメーカーが増えて来たので、こうしたところを狙ってゆくのだと思われる。